ガチ中華ファン、羊肉ラヴァ―ズ、そして味坊・梁さんファンの皆様、お久しぶりです♪
“ガチ中華の伝道師”として都内で11店舗を展開する「味坊集団」梁さんの
という、激アツな想いから始まった、YouTube番組:
「味坊・梁さんが教える おうちで簡単!羊肉料理」
第1回は、羊好きが愛してやまない【ラム肉のクミン炒め】
第2回はザ☆家庭料理【羊肉の野菜炒め】
と、配信を重ねてきたワケですが。
さて第3回は、梁さんから、
「味坊でも人気の【羊肉の回鍋肉】を、番組でつくってみませんか」
というご提案をいただきました~。
神田味坊「回鍋羊肉」(マトンバラ肉入りホイコーロー)
とはいえ【回鍋肉】といえば、豚肉料理のド定番。「それを羊肉で?なにがどう変わるんだ?」って思いませんか。
そこで、梁さんに聞いてみたんです。
「羊と豚だと【回鍋肉】、どんな違いがありますか?」
梁さん、即答でした。
「エッ?」
と思いませんでしたか。わたしもポカーンとしちゃいましたよ、「そりゃそうだよね、梁さんったら!」って。
でも!
でもですよ!!
いざ羊肉で【回鍋肉】をつくってみると!!!
あの甘辛だれが羊肉に絡まって、その旨みと羊肉の香りが、キャベツの甘みと相まって~・・・
「ウワァォォオッ、別モノじゃん! まごうことなき【回鍋肉】なのに、わたしの知っている【回鍋肉】じゃなーい!」
考えてみたら「ジンギスカン」然り、羊肉とキャベツの相性はもとより抜群なんです。おいしくならないワケがない。
目を閉じて想像してみてください、熱々できたての【回鍋肉】。ご飯がもりもり進む、濃いめのお味が絡んだキャベツと、甘ダレにも負けない自己主張強めのピーマン、くたっとしているように見えて存在感抜群のネギ。そしてそんな個性的な仲間たちをマルッと包み込む、芳しい羊の香りと油と、そして肉ぅううううッ!
いやむしろ【回鍋肉】、羊肉のほうが旨いのでは???
つくって実感、食べて納得、梁さんの「肉が違う」は蓋し至言でした。騙されたと思って、【羊肉の回鍋肉】に出会ってみてほしい。あなたの【回鍋肉】観を、羊が変えてくれること請け合いです。
【回鍋肉】といえば豚、からのコペルニクス的転回
ところで梁さんから番組内で「おいしい【回鍋肉】をつくるための必須ポイント2つ」のご案内がありましたが、なんと梁大先生曰く「スーパーで売っているたれもおいしいから、コツさえ押さえれば、あのたれを使ってもいいんだよ」
続けて曰く「でもせっかくだから自家製だれをアレンジしても楽しいでしょ? まずわたしのレシピを、よかったら参考にしてみて」と。
よかったらもなにもゼヒ! ということで教えていただいた【梁さん直伝「回鍋肉」のたれ】レシピがコチラでございます!
【梁さん直伝「回鍋肉」のたれ】
- 甜面醤(中華甘味噌) 約20g
- 豆板醤 約10g
- 醤油 約3g
- 生姜 約3g
- 砂糖 少々
超絶簡単なのに“お店の味”になる魔法のたれ! しかも日持ちがするので、まとめてつくって冷蔵庫に入れておけば「思い立ったらすぐ回鍋肉」ができちゃいます♪ 甘めしょっぱめ、辛さなどなどは、それぞれのお好みでどうぞ。
ちなみに【梁さん直伝「回鍋肉」のたれ】のお隣に写り込んでいるのは、第2回「羊肉の野菜炒め」でご紹介した【梁さん直伝万能チャオ調味料】。
お夕飯のおかずに悩んだら「肉野菜炒めにしようかな、それとも回鍋肉?」な~んて、中華好きにとってはバラ色の選択肢が、自宅にいつでも用意されているなんて! しかも、ガチ中華の名店「味坊」レシピ! こんなに有り難いことってあるでしょうか?(いや、ない! 断じてない!)
目からウロコ、ついでにほっぺたも落ちちゃう
【羊肉の回鍋肉】
ぜひお試しください♪
羊肉料理のおいしさはもちろん、一緒に番組を制作しているコチラが心配になるくらいレシピを出し惜しまない、おおらか~な大陸風味も「味坊・梁さんが教える おうちで簡単!羊肉料理」で味わっていただけたら♪
新年度から、配信も再開いたします。チャンネル登録、よろしくお願いします!
レシピを紹介します。
羊肉の回鍋肉「回锅羊肉 」【yáng ròu huí guō】
レシピ (1皿=約2人前)
- 羊肉 約150g
- キャベツ 約180g(1/4玉くらい)
- 長ネギ 約30g(1/4本くらい)
- ピーマン 約30g(小さめ2個)
- にんにく 約3g(1粒)
- サラダ油
※ピーマンでなくても緑の、水分の出にくい野菜なら何でも!ブロッコリーやアスパラ、ニンニクの芽など。パプリカを使うとカラフルになって、映える“オシャレ回鍋肉”に☆
- 調味料
- 豆板醤 お好みで
- ごま油 少々
- コショウ 少々
- たれ=【梁さん直伝「回鍋肉」調味料】(1皿に混ぜておく←洗い物も減らせます!)
- 甜面醤(中華甘味噌) 約20g
- 豆板醤 約10g
- 醤油 約3g
- 生姜 約3g
- 砂糖 少々
※割合は甜面醤7に対して、醤油3、砂糖0.3~0.5
※500gでも1㎏でも作り置きして冷蔵保存OK!羊でも豚でも鶏でも自宅で即席回鍋肉♪
1.まずは「野菜」を準備!
☆point!☆ ニンニク以外はいっぺんに炒めるので小分け不要、1つの器にまとめてOK
キャベツは、芯の部分を切り、葉脈はそぎ落とす。葉1枚を手で4枚くらいに分ける
☆point!☆ 包丁は使わず手でバリバリと!そぎ落とした葉脈はスライスして使いましょう
ピーマンは、包丁の刃を実に軽く入れ、切れ目から手で割る。種を取って、手でちぎる
☆point!☆ コチラも手で!ピーマン嫌いのお子さんに手伝ってもらってもいいかも?
長ネギは、白い部分のみ使い、1cm幅で斜めに切る
☆point!☆ 回鍋肉は野菜の存在感があるお料理なので、細かく刻む必要なし!
ニンニクは、スライスして、ほかの野菜と分けておきましょう
☆point!☆ 肉を刻むジャマにならないようまな板の隅っこに置けば、洗い物も減らせます:)
2.鍋(フライパン)に湯を沸かし、沸かしている間に羊肉を切ります
☆point!☆ 回鍋肉はまず肉を茹でてから炒めます。茹でも炒めも同じ鍋ですれば楽ちん♪
3.羊肉をだいたい同じ大きさになるように、およそ5cmの幅で切る
☆point!☆ 回鍋肉の肉には“肉感”が欲しいので、思いっきり大胆に切りましょう!
4.湧いたお湯で羊肉を茹で、色が変わる、またはやや赤いくらいでお湯から上げます
☆point!☆ 湧いたお湯にパラパラと、固まらないように。スライスなのですぐ火が通ります
5.炒めものスタート!
☆point!☆ 羊肉を茹でたお鍋のお湯を捨て、軽く洗って再利用すれば、お鍋ひとつで調理可
鍋(フライパン)に油を引き、スライスしたニンニクを入れます
☆point!☆ 鍋が温まってなくてもニンニクは入れてOK。火加減はずーっと強火で調整不要
油が温まったら、豆板醤を入れ、ニンニクと豆板醤の香りが立ってきたら~
☆point!☆豆板醤の香りが油に移ってこその回鍋肉!唐辛子でむせるので換気扇を回して
茹でた羊肉を入れて(すでにほぼ火は通っているので)軽く炒め、油と混ざったら~
☆point!☆ 豆板醤とニンニクの香り豊かな油を羊肉に絡めるだけ、くらいのつもりで!
野菜(キャベツ・ピーマン・長ネギ)を一気に入れて、野菜がしんなりしてきたら~
☆point!☆ ピーマンの色が鮮やかなうちに、キャベツが少し柔らかくなったくらいで!
タレを一気に回しかけパパッと全体に馴染ませ、お店の回鍋肉のビジュアルになったら
☆point!☆水分が少ない野菜を使っているとはいえ、できるだけ汁が出ないうちに!
6.ごま油を少々、全体にコショウを振り、ぐるっと混ぜたらできあがり!
☆point!☆ 最後まで強火!キャベツの浅緑+ピーマンの濃緑で、食欲も増し増しですよ❤