酒徒さんの「あたらしい家中華」のレシピ本を、主婦が試してみたら驚きの連続だった!

もうあっという間に春の匂いがしてきましたね。
私を含め、家族全員花粉症。暖かくて気候はすばらしいのに、、、!
毎日くしゃみや頭痛に悩まされる日々が始まりました。それでも気持ちは春。
寒い日もまだありますが、気持ちは少しウキウキしています。

日々の家族へのご飯作りは、苦労している方も多いと、前回の記事でも書きましたね。
そうです、料理好きでも苦労しています!!
今回、春が始まって少し気分が乗ってきたので、新しい事にチャレンジしたいという気分が湧いてきました。
普段は、子供を送り出して、日々の家事やルーティーンをこなすのに精一杯ですが、少し料理でも冒険して美味しいものを作ろうかな?

大好きな中華料理のレパートリーを増やすべく、とても良さそうなレシピ本を発見したので購入してみました。

「あたらしい家中華」 著者 酒徒さん
「あたらしい家中華」 著者 酒徒さん

中華のイメージは、美味しいけど味が濃かったり、こってり油も濃厚。
本格的に作るのは、特別な調味料が必要なのかな?難しい工程が多そう。
普段チャレンジする中華料理もありますが、酢豚やカシューナッツ炒めなど少しよっこらしょと気合を入れないと中々作れないですよね。

酒徒さん「あたらしい家中華」では、そんな中華料理のイメージのすべて逆
あっさりしている・味がやさしい・調味料が少ない・毎日でもたっぷり食べられる!
中国の家庭で食べ継がれてきた、本当の家中華の世界へとあります。

大好きな本格中華料理が、あっさりでしかも調味料が簡単?!これはとても期待できそうです。しかも最近夫がいただいたバレンタインデーの戦利品のおかげでカロリーを気にしたいと思っていた私にも、嬉しいレシピですね。

今回美味しそうなレシピの中から、家にあった材料ですぐできそうなものを選んでみました。シンプルなレシピが多い印象で、全体的に、材料も手軽で作りやすいという印象です。

塩の中華
「小沙丁魚蒸蛋(シラスの中華茶碗蒸し)」

シラスの旨味を閉じ込めた熱々ぷるぷるの卵が、舌の上でつるりと溶ける。
思わず目尻が下がるやさしい味わいは、老若男女に愛されること間違いない。

用料(材料)

  • 釜揚げシラス 約25g
  • 卵 2個
  • 水 200ml
  • 小ネギ 1〜2本

<下準備>

  • 塩 ひとつまみ

<仕上げ>

  • 醤油 適量(小さじ2分の1〜お好みで)
  • ごま油 適量(小さじ2分の1〜お好みで)

※少しいつもよりこだわりの醤油や胡麻油を使うと、より美味しいような気がしました!

做法(手順)

  1. 下準備をする
    深めの器に卵を割りほぐし、塩と水を加えて混ぜ、シラスを入れてさらに混ぜる。
    小ネギは小口切りにする。

    ※ここで記載はないが、一番最初に蒸し器に水を入れて火にかけ、沸騰させておくとスムーズでした。
  1. 蒸す
    器を弱中火で20分程蒸す。

    ※茶碗蒸しなどによくあるスが入っても気にしなくて大丈夫との事なので、蓋をして蒸気が出ている蒸し器で約20分蒸しました。その後様子を見て、足りないようなら蓋を少し開けて数分蒸しました。
  2. 仕上げる
    卵を串で刺して透明な汁が出たら、醤油と胡麻油をかけ回し、小ネギを散らす。

    ※今回は小さじ2分の1ずつかけてみました!
「あたらしい家中華」 著者 酒徒さん
小沙丁魚蒸蛋(シラスの中華茶碗蒸し)の材料
小沙丁魚蒸蛋(シラスの中華茶碗蒸し)の材料
小沙丁魚蒸蛋(シラスの中華茶碗蒸し)

ここまでとても簡単につくることができました!
小ネギを切る時に、キッチンバサミを使ったので、包丁も使いませんでした。
蒸し器を使うのに、苦手意識がある方もいると思いますが、フライパンで焼いたりするように油が飛び散る必要もなし。蒸し器から蒸気が出るほど温め、入れて、蒸すだけ。とても簡単だと思います。
また、普段和食の茶碗蒸しはたまに作るのですが、ごまかしがきかず、スが入るとどうしても見た目が悪くなってしまう為、蒸し器にふきんをしたり、気泡を消したり、、と手間や気にする事が多いのですが、この中華の茶碗蒸しは最後にネギを散らしたり、醤油をかけるので、大らかにいけるのでとても手軽に作ることができました。

著者の酒徒さんも、スがはいっても、どのみち旨いので、大らかにいこう!とあります。
これは茶碗蒸しに対する苦手意識がぐっと減りますよね。

小沙丁魚蒸蛋(シラスの中華茶碗蒸し)

さて問題のお味の方は。
出来上がり、胡麻油のいい香り。ひとくちすくって食べてみると、卵のぷるんとした食感。しらすの旨味にびっくり!そしてホッとするような、優しいお味。
まず食べて、こんなに美味しくて簡単なら、娘や夫にすぐ作ろう。
(この時はあまりにも美味しくて優しいもんだから、ひとりでペロリと間食してしまいました!)
あぁ、おばあちゃんも好きそうな味だな。お客さんにもアツアツを出したらよろこばれそう!と次々と作りたい人の顔が浮かんできました。みんなに宣伝したいくらいおいしかった。

一番驚いたのは、旨味!今まで茶碗蒸しを作るのに、出汁を昆布と鰹節で丁寧にとっていたのに。こんなにシンプルなのに、旨味と胡麻油、醤油の香りがたまらなく美味しかったです。

小沙丁魚蒸蛋(シラスの中華茶碗蒸し)

これはすごい技を手に入れた気がしました。
こんなに簡単に、本場の中華料理を作れるなんて。
春の陽気に任せて、チャレンジしてみて良かった!

今回のしらすの茶碗蒸し以外にも、豚ひき肉や干し貝柱の茶碗蒸しのレシピや、他の醤油味の中華だったり、夏の冷製中華のレシピもあり、どれも試したくなりました。

「あたらしい家中華」新しい発見や驚きが沢山あるレシピ本だと思います。
一品でこんなに料理人生に驚きがあるとは、、、。
ぜひお家で手軽に作ってみて欲しいと思います!
私も他のレシピを色々試して、家中華を楽しみたいと思います。

小沙丁魚蒸蛋(シラスの中華茶碗蒸し)

Writer
記事を書いてくれた人

北川 詩織

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