店に行く前にチェック! 宝味八萬メニュー解説【後編】とランチを紹介

代々木八幡駅前の広東料理&点心専門店「宝味八萬」のメニュー解説の【後編】です。

さっそく続きを始めましょう。

●広東叉焼(広東風チャーシュー)

広東風チャーシューは、皮つきの豚ロースをさまざまな調味料で下味してローストした後、ハチミツや水あめを塗って甘く味つけされます。日本のラーメン屋のチャーシュー(焼き豚)とは別物といえます。

●広東焼(烤)鴨(釜焼きローストダック)

香港焼味(シウメイ)の代表料理は釜焼きローストダックです。メニューには「広東烤鴨」とありますが、一般には「焼鴨」です。この一品は外せません。

●焼羊排(ラムのスペアリブ)

「味坊」の梁宝璋(りょう・ほうしょう)さんの店ですから、羊料理もあります。絶品です。

●脆皮焼肉(釜焼き豚バラブロック)

広東風ローストポークのことで、サクッとした皮とジューシーな豚バラ肉のうまみが調和しています。「クリスピーポークベリー」とも呼ばれています。

●広州腊腸(広東風腸詰)

広東風ソーセージのことで、ほんのりした甘みと食感が酒のつまみとしてサイコーですが、香港ではよく土鍋ご飯の煲仔飯(ボージャイ飯)の具材にもなります。

●白切鶏

これはいわゆるチキンライス(海南鶏飯)のライス抜きといえばいいのでしょうか。いわゆる「ゆで鶏」ですが、さっぱりした食感が人気です。

●鼓油鶏(蒸し鶏の醤油煮)

鶏肉をいったん揚げてから醤油煮した一品。酒のつまみとしてもいいですし、ご飯にも合います。

●腊肉排骨飯(豚スペアリブの蒸しご飯)

ご飯ものもあります。ご飯の上に豚スペアリブなどがのっています。

●鮮蛋牛肉飯(牛肉とタマゴの蒸しご飯)

こちらは牛肉とタマゴのせ。

●黒椒魚柳飯

以下、写真がありませんが、香港の食堂でも見かける白身魚の黒胡椒かけの蒸しものをご飯にのせたものだと思われます。

●上湯雲呑(ワンタン入りスープ)

● 鼓油皇炒飯(香港風醤油チャーハン)

チャーハンもあります。

それから、紙のメニューには載っていないのですが、厨房の上の写真メニューには、このおいしそうな鶏肉ちまきがありました。「荷葉糯米鶏」といい、鶏肉ともち米をハスの葉で包んだちまきです。

そして、日替わりの冷菜やデザートもあります。

●白灼時菜(季節の温野菜)

●涼拌豆腐干(干豆腐の冷菜)

ほかにも「涼拌黄瓜(キュウリの和え物)」や「涼拌黒木耳(キクラゲの和え物)」などがあり、これは「味坊」の姉妹店らしく、東北料理のラインナップですね。

お酒のメニューも注目です。オーナーの梁さんはおいしいものを提供するのにこだわりのない人なので、生ビールやハイボールだけでなく、点心やロースト料理に合う自然派のビオワインや宝味特製の奄美産の晩柑(タンカン)サワー、羊香トマトハイ(スパイス入りトマトサワー)があります。お試しください。

最後に、ランチメニューを紹介します。

小籠包や海鮮焼売、ピータン粥プラス、大根餅(A)か春巻(B)のパターンか、小籠包、フカヒレ餃子、エビ腸粉、ピータン粥(C)の3種から選べます。写真は腸粉付きCです。

ちなみにAやBには海鮮焼売が付きます。

単品でお粥をいただくのもいいですね。

お茶は4種類(ウーロン茶、プ―アール茶、ジャスミン茶、鉄観音)から選べます。お湯は何度でも継ぎ足してくれるので、のんびりゆったり飲茶気分を楽しめます。

メニューというものは日々新しくなっていくものなので、今後ここで紹介したもの以外の料理も登場するかもしれません。それもまた楽しみです。

                     (東京ディープチャイナ研究会)

店舗情報

宝味八萬

渋谷区富ヶ谷1-53-4
03-5761-6066

https://www.ajibo.jp/

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