今年の中華圏の旧正月にあたる1月20日~22日、上野公園の噴水広場で「ウエノデ.パンダ春節2023」というイベントが開催されました。
会場は上野駅の公園口改札から出てすぐ。主催者によると、3日間で約15万~17万人の来場があったそうで、会場は驚くほどの人出であふれていました。
今回のイベントを主催したのは、上野中央通り商店街や四川フェス実行委員会など民間のみなさんで、実をいうと、東京初の春節祭だったそうです。
内容をひとことでいえば「中華圏の屋台メシが上野に大集合! 春節気分を味わいながら、屋台の食べ歩きを楽しみましょう」というものでした。
主催者のひとり、四川フェス実行委員会の菊池一弘さんは「地元や華僑団体、多くの中国クラスタやインフルエンサーなどの応援と協力のもと、3日間好天に恵まれたこともあり、大成功を収めました。初日の金油帯にはテレビ局が8社も取材に来ました。来場者は若者や子連れのファミリーなども多く、また中国をはじめ海外の人が2~3割を占めるなど、インバウンド人気の上野らしいイベントとなりました」と話します。
以下、今回来場できなかった方のために、イベントの様子を簡単に報告します。
まずこれが会場MAPです。
- 【広東】上野珍宝海鮮坊
- 【広東・北京】大品川中華街×小尾羊
- 【四川】陳麻婆豆腐
- 【四川】品品香
- 【四川】華美×在日中国厨師精英協会
- 【四川】香辣妹子
- 【台湾】台北餃子 張記
- 【四川】汁なし担々麺専門店 担担担
- 【延辺】羊不同烤小串
- 【四川】麻辣十食
- 【ウイグル】中央アジア美食 Tandoor Master
- 【天津】神田 漢唐楼
- 【農家楽】多彩な食卓 北海農場
- 【四川】(株)嘉恒貿易 ×四川印象
- 【四川】四川麻辣燙麻辣湯
- 【上海】天一坊
- 【四川】孫ニ娘跷脚牛肉
- 【東北】味坊
- 【山東】青島ビール
- 【台湾】台湾 SUNMAI 金色三麥 ほか
四川フェス関係者が実行委員会を務めている関係か、四川料理の屋台が多かったようです。
事前に主催者から以下のような「イベントを楽しむポイント」が伝えられていました。
- 夜はかなり冷え込みます。すごい中国の春節っぽい(笑)
- 風もあるので、かなり厚着した方がいいです。特に足元にカイロあれば完璧!
- お米がないので、おにぎり持参がベスト。タッパももってきましょう!
- 400席のテーブルを用意、ストーブも10個配置
- ゴミステーションあります
- お酒はビール、白酒と充実
以下、会場を取材してくれた佐々木遼さんのフォトレポートです。
近々大久保でオープン予定だというウイグル料理店「タンドールマスター」。鶯谷のハラル料理店「sakura」を手掛けた店主の新店で、現在は埼玉県内で宅配専門で営業を行っています。
「ガチ中華は食べたことがないんですけど、存在は知っていました。友達が池袋でよく食べているみたいで。今日は国立博物館に展示を見に来たんですけど、なんだか盛り上がっているみたいなので、寄ってみた感じです。中華系のブースはどれも混んでいるので、とりあえず今は普通の屋台の食べ物をつまみに飲んでいます(笑) もうちょっと空いてきたら、中華もトライしてみようかな」
「中華はよくデリバリーで頼むんですよ! お店の近くに美味しいところがあって。できたてはやっぱり美味しいですね」
いかがだったでしょうか。来年もこのイベントは開催するそうです。
来年はぜひ訪ねてみてください。
撮影/佐々木遼
(東京ディープチャイナ研究会)
今回紹介した場所
上野恩寵公園噴水広場
台東区上野公園・池之端三丁目