世界で初めて家庭用のロボット掃除機が登場したのが2001年。
それから20数年を経て、障害物回避・マッピング・吸引と拭き掃除の併用、自動ゴミ収集、スケジュール予約など“自分で考えて行動するロボット掃除機”へと進化してきました。
これで完成形なのでは? と思っていましたが、Dreame Innovation Technologyの最新モデル「DreameBot X30 Ultra(ドリーミーボット エックスサーティ ウルトラ)」を試用してみると、“ここまでやってくれるんだ!”と掃除が苦手で面倒くさがり屋の筆者に驚きと感動を与え、QOL(生活の質)を爆上げしくれました。
では、なぜそこまで感じることができたのか。
DreameBot X30 Ultraのレビューと合わせて賢すぎる多彩な機能をご紹介します。
ディープチャイナ編集部の「DreameBot X30 Ultra」総合評価
評価 | 感想 | |
---|---|---|
デザイン | ★★★★ | シンプルで洗練されたデザイン。どこに置いても空間に溶け込むたたずまいがGood。 |
吸引掃除 | ★★★★★ | 床の汚れを検知してパワーを調整。吸引力が業界最大級なので、どんなゴミでも吸い取りキレイにしてくれる。 |
拭き掃除 | ★★★★★ | 2枚のモップで隅々まで拭き掃除。頑固な汚れがあれば、2度拭きしてくれるのがありがたい。 |
操作性能 | ★★★★ | アプリで掃除モードなどを設定するだけで、ほぼ手間いらず。ただ、多彩な機能があり最初だけ戸惑ってしまった。 |
メンテナンス | ★★★★★ | ゴミをベースステーションでの自動ゴミ収集。汚れたモップパッドを自動で温水洗浄・熱風乾燥。掃除中にベースステーションを自動洗浄。常にキレイな状態を維持できる。 |
価格 | ★★★★ | 床掃除をすべてまかせられる多彩な機能を搭載。競合商品と比較しても高いとは言えないが高額感は拭えません。 |
総合評価 | ★★★★★ | 28点。吸引と拭き掃除が併用でき、床の素材を検知して掃除を自動で最適化。メンテナンスまでまかせられる、最新技術が搭載された革新的なロボット掃除機。 |
DreameBot X30 Ultraはこんな人におすすめ!
- ゴミやホコリを吸い取る吸引力に物足りなさを感じている方。
- 1台でゴミの吸引と水拭きの掃除を徹底的に行いたい方。
- 手間のかかるモップパッドの洗浄や乾燥を自動で行いたい方。
- 2度拭きなど汚れ具合に応じて最適な床掃除をしたい方
- すべての床掃除を効率よく自動化したい方。
DreameBot X30 Ultraのスペックと特徴
快適な暮らしと生活空間を創り出すために、独自技術と次世代のイノベーションを駆使してロボット掃除機やAI配膳ロボットなどを世界中に提供しているDreame Innovation Technology。
DreameBot X30 Ultraは、業界最強クラスの8300Paの吸引力やベースステーションを自動で洗浄する業界初の機能を搭載するなど、最先端の技術を結集したロボット掃除機シリーズのフラッグシップモデルです。
それでは、DreameBot X30 Ultraのスペックと特徴をチェックしてみましょう。
DreameBot X30 Ultra本体
サイズ | 350×350×97mm |
重量 | 4.3kg |
バッテリー容量 | 6400 mAh |
ダストボックス容量 | 350 mL |
水タンク容量 | 80 mL |
最大吸引力 | 8300 Pa |
最大乗り越え段差 | 2cm |
最小騒音 | 64dB(デシベル) |
対応デバイス | Android、iOS |
ベースステーション
サイズ | 340×457×590mm |
重量 | 19.5kg |
ダストパック容量 | 3.5 L |
タンク | 4.5L(洗浄タンク)/4L(汚水タンク) |
最大稼働時間 | 180 分 |
【主な機能】
●吸引掃除+拭き掃除(単一・併用、レベル調整)、●自動マッピング、●障害物回避、●汚れの自動検出、●カーペット認識、●モップリフティング(最大10.5mm)、●ブラシリフティング●モップパッドの自動洗浄、●モップパッドの熱風乾燥、●毛髪カットブラシ(ブラシの絡まり防止)、●自動ゴミ収集、●ベースステーションの自動洗浄●専用床洗剤の自動投入、●急速充電、●リモートビデオ監視、●音声コントロール(Siri、Alexa、Googleアシスタント)、ほか
DreameBot X30 Ultraの大きな特徴
- ブラシで掻き出し、微細なホコリも取り除く最大8300 Paの吸引力
- 吸引したゴミやホコリをベースステーションで自動収集
- モップエクステント機能搭載。隙間に入り込みしっかり拭き掃除
- モップパッドの温水洗浄・熱風乾燥
- 床掃除中にベースステーションの汚れを自動洗浄
- ベースステーションで専用床洗剤を自動投入
DreameBot X30 Ultraの本体と付属品をチェック
まずは、DreameBot X30 Ultraのロボット掃除機本体とベースステーション、付属品を確認してみましょう。
- ロボット掃除機本体
- ベースステーション
- ベースステーションランプエクステンションプレート
- 電源コード
- サイドブラシ
- モップパッドホルダー×2
- モップパッド×2(装着済み)
- 洗剤タンク(装着済み)
- ダストバッグ×2(1枚は装着済み)
- クリーニングツール
- 銀イオン除菌モジュール(装着済み)
- 専用床洗剤
- 取扱説明書
ロボット掃除機本体にサイドブラシとモップパッドホルダーを装着。
ベースステーションにはダストパックが既に装着されているので、残りの1枚は予備品となして保管します。
ロボット掃除機本体が吸引したゴミはダストボックスに溜まり、ベースステーションに戻るとダストバッグに自動で収集されます。ダストパックは3.5Lの容量があるので最大80日間(※)もお手入れをすることなく床掃除が続けられるとのこと。交換用のダストパックは、家電量販店などで販売されているので安心です。
※Dreame研究所での環境テストから得られた計算に基づいています。実際の性能は、使用する環境や状況によって異なる場合があります。
DreameBot X30 Ultraの機能と操作性をレビュー
いよいよ、レビューを開始!
DreameBot X30 Ultraがどのように床掃除を自動的に行うのか、その仕組みや基本的な動作を抑えつつ、床掃除を最適化する多彩な機能をピックアップしてみました。
複数のセンサーで分析。ゴミ吸引と水拭きを自動的に行う床掃除
ロボット掃除機本体の上部には電源と掃除を開始する「クリーニングボタン」と特定のエリアだけを掃除する「スポットクリーニングボタン」、ベースステーションに戻る「ベース帰還ボタン」を配置。
360度を感知して正確なマップを構築するLDSセンサーで各部屋を自動マッピング。
複数階建ての家でも3D計測して専用アプリに立体的なマップを表示することもできます。
側面には、掃除中の障害物を自動的に避け、効率的な床掃除を行うために複数のセンサーを装備。ソファーやベッドの下など暗い場所で掃除する際に点灯するLEDライト、壁や障害物を回避するための衝突防止センサー、家具の足など障害物に触れても安全・安心に掃除を継続するバンパーがあります。
フタを開けると、吸引したゴミを溜めるダストボックス、専用アプリにDreameBot X30 Ultraを登録するためのQRコードなどがあります。
そして、床掃除で一番大事な吸引+拭き掃除を行う底面には、床の素材や汚れ具合を感知する超音波センサー、ゴミやホコリの掻き出しを行うサイドブラシと吸引するメインブラシ、水拭きを行う2枚のモップパッドがあります。
しかし、ゴミを吸引しているときにモップパッドが床に着いたり、拭き掃除をしているときにサイドブラシが床に接触していると、きちんと床掃除ができないのでは?と疑問に思いましたが、すぐに安心できました。
出典:https://www.dreametech.com/products/dreame-x30-ultra
ゴミの吸引をしているときは、モップパッドを10.5mmの高さまで持ち上げる「モップリフティング」機能が、拭き掃除をしている際はブラシを持ち上げる「ブラシリフティング」機能が作動するので、吸引+拭き掃除を併用してもまったく問題ありません。
出典:https://www.dreametech.com/products/dreame-x30-ultra
また、毛足の長いカーペットを検知もしくは記録されている部屋を掃除する場合は、業界初の「モップ自動脱着」機能が作動して、ロボット掃除機本体がモップパッドを取り外すためにベースステーションへ戻るので、カーペットが濡れてしまうことがありません。
いやぁ、本当に賢いですよね。
ベースステーションの正面にあるフタを開ける(上画像左)と左に専用床洗剤を入れる洗剤タンク、右にダストパックがあり、どちらも簡単に付けたり外したりできます。
専用床洗剤を洗剤タンクに入れておけば、適量が自動で投入されるので手間がかかりません。
本体の背面(上画像右)は、少し見づらいかもしれませんが電源コードを挿すソケットとコードを巻き付けることで長さを調節できるパーツがありました。
最後に上部のフタを開けてみると、左に汚水タンク、右に洗浄タンクが格納されていました。
洗浄タンクに水を入れておくと水拭きやモップパッド、ベースステーションの洗浄が自動的に行われ、洗浄した後の汚れた水が汚水タンクに溜まる仕組みです。
ということで、DreameBot X30 Ultraが自動で行う吸引と拭き掃除の流れがわかったところで、実際に試して “これはすごい!”と感じた特徴や機能を整理しながらご紹介します。
専用アプリとの連携やセットアップはとても簡単
セットアップで最初に行ったのは、専用アプリをスマートフォンにインストールしてDreameBot X30 Ultraを登録することでした。
手順はシンプルで超簡単。4ステップで完了しました。
- 専用アプリをスマートフォンにインストール。
- アカウントを作成。
- ロボット掃除機本体のフタを開けて、記載のQRコードを読み込む。
- Wi-Fiや音声コントロールなどの設定を行う。
あとは、浄水タンクに水を入れ、洗剤タンクに専用床洗剤を入れたらDreameBot X30 Ultraに床掃除のすべてをまかせられます。
ただ、専用アプリでより詳細な設定もできるので一通り確認してみました。
専用アプリのデバイスページには、「CleanGenius」と「カスタマイズクリーニング」の2つの設定から選んで床掃除を行うことができ、自由に切り替えることが可能でした。
CleanGeniusの通常モードは、日常の掃除が高効率で手軽にできるモード。吸引と拭き掃除を行いながら、汚れの酷い場所は拭き掃除を2回しくれるそうです。
CleanGeniusの徹底クリーニングでは、さらに拭き掃除や汚れやすいエリアを徹底的にキレイにしてくれます。
次にカスタマイズクリーニングのクリーニング設定ですが、部屋の状況に応じて手動で変更ができました。
たとえば、クリーニングモードでは、ロボット掃除機本体の掃除方法を上画像のように5つから選ぶことができます。
ほかにも吸引力設定(静音・標準・強・ターボ)やモップ湿度(やや乾いている・標準・やや湿っている)などの設定と変更が可能です。
カスタマイズクリーニングのベースの設定では、ベースステーションの設定を調整できます。
今回の試用では、CleanGeniusの徹底クリーニングで自宅の各部屋で床掃除をしてみました。
最大8300 Paの圧倒的な吸引力で微細なホコリも取り除く
DreameBot X30 Ultraのロボット掃除機本体がゴミなどを吸い取るパワーは、業界最強クラスの8300 Pa(※)。なんと、5kgのアイテムを持ち上げる吸引力に匹敵するそうです。
※実際のパフォーマンスは、製品の使用状況によって異なる場合があります。
ゴミやホコリ、お菓子の食べこぼしなどが毛足の奥まで入り込んでしまうカーペットの吸引掃除を行ってみましたが、汚れ具体を検知して吸引のパワーを賢く調整しながら、サイドブラシで角や壁ぎわ、カーペットのゴミを掻き出しながら隅々までしっかり吸い取ってくれました。
出典:https://www.dreametech.com/products/dreame-x30-ultra
ハイパワー吸引だと音がうるさいのではないかと懸念していましたが、普通に会話ができたので心配不要でした。これなら外出時にすべての部屋をまるごと掃除しても隣人に騒音で迷惑をかけることはありません。
また、部屋にある家具などを避けて掃除する障害物回避機能ですが、AI+3D+LEDのイメージング技術はかなり優秀。ぶつかりそうになる寸前で立ち止まり、方向を変えてして回避していました。
これなら、ロボット掃除機にありがちな“掃除をする前に床にあるモノを片付ける”必要がありません。
また、ロボット掃除機本体の高さが97mmなので、脚付きソファーの下もLEDライトを点灯させながら奥まで入り込んでしっかり掃除してくれました。
毛髪カットブラシで、気になるペットの毛も一掃
出典:https://www.dreametech.com/products/dreame-x30-ultra
ドライヤー後の抜けた髪の毛やペットの毛が掃除機のブラシに絡んでしまうことは、ロボット掃除機に限らず掃除機全般でありがちなこと。回転ブラシに絡んだ毛をいちいち取り除く手間が面倒ですよね。
でも、DreameBot X30 Ultraなら一切手間がかかりませんでした。というのも、毛髪やペトの毛を自動的にカットしてから吸い込む「毛髪カットブラシ」を採用しているので絡まることがないからです。ペットは飼っていないので検証できませんでしたが、試しに髪の毛を吸い込んでみると、確かに絡んでいませんでした。
汚れを検知。2枚のモップパッドで部屋をくまなく拭き掃除
DreameBot X30 Ultraの拭き掃除は、専用洗剤と洗浄水が補充された2枚の高速回転モップパッドで床に圧力をかけながら頑固な汚れを取り除くのが特徴。
実際にフローリングの部屋で試してみると、水拭きを頻繁に行っていなかったこともあってかかなりキレイに、見違えるほどツルツルに磨いてくれました。
特に水まわりの作業で汚れていたキッチンマットがキレイになったので大喜び、水拭きを終えたマットを見たときは、大袈裟ではなく感動の瞬間でもありました。
また、DreameBot X30 Ultraには、独自開発のモップエクステント・ロボスイングテクノロジーを搭載。ロボット掃除機本体がモップパッドが4cm(※)ほどスイングするように外側に拡張されるので、家具の下や冷蔵庫の下など僅かな隙間に入り込んで拭き掃除をしてくれます。
※Dreame Labでの環境テストから得られた計算に基づいています。実際のパフォーマンスは、製品の使用状況によって異なる場合があります。
実際にベッド下の隙間にモップパッドが入り込んで、普段は目にしない部分まで水拭きをしてくれました。指すら入らない隙間までキレイにしてくれたので頼もしい限りです。
さらに、床の頑固な汚れや硬い汚れを検知すると拭き掃除を2回繰り返して行ってくれるので、安心してまかせられます。
手間いらずのセルフクリーニング
出典:https://www.dreametech.com/products/dreame-x30-ultra
DreameBot X30 Ultraを試用して最も気に入ったのが、ロボット掃除機本体で吸引したゴミをベースステーションで自動的に収集してくれるだけでなく、モップパッドの洗浄と乾燥、ベースステーションまでも自動で洗浄してくれるセルフクリーニング機能でした。
拭き掃除で汚れたモップパッドがベースステーションに戻ると、60℃の温水で洗浄した後に熱風で乾燥するのでいつでも清潔な状態をキープ。次に拭き掃除をするときも安心して床掃除をまかせることができます。
出典:https://www.dreametech.com/products/dreame-x30-ultra
また、床掃除をしている最中にベースステーションのウォッシュボード(モップパッドを置く場所)を自動洗浄する機能を新たに搭載。汚れの残留物を洗い出し、細菌の嫌な臭いも排除してくれます。水まわりを放置しておくと臭いが気になるので、この新機能は長く利用する上で効果を発揮してくれそうです。
6,400mAhのロングラン・バッテリー
出典:https://www.dreametech.com/products/dreame-x30-ultra
DreameBot X30 Ultraのロボット掃除機本体のバッテリー容量は6,400mAhで、最大260分も途切れることなく吸引と拭き掃除ができます。
元々、自動マッピング技術により部屋のレイアウトや床のタイプ、家具の配置などを考慮した効率のよい床掃除をしてくれますが、1回の充電で行える部屋の広さが243㎡(※)とのこと。これなら2階建て以上の家でも1度の床掃除で済ませることができそうです。
※静かな吸引設定の掃除機モードでDreame Labによってテストされました。実際のパフォーマンスは家庭環境に基づいています。
床掃除と同時に各部屋のマッピングも計測完了
上画像は、吸引+拭き掃除を終えてロボット掃除機本体がベースステーションに戻り充電を行っている状態を示す専用アプリの画面。
床掃除と同時に行われた自動マッピングによる間取り図(個人情報のため一部ぼかしています)は、ほぼ正確に表示されていて、部屋の名称変更、ソファーやベッドなど家具の配置や障害物などの追加・編集、3Dマップに変換することも可能です。
今回の試用ではDreameBot X30 Ultraで3回ほど床掃除を行いましたが、とにかく専用アプリの「掃除開始ボタン」を押すだけで、フローリングでもカーペットでも完全自動でキレイに仕上げてくれるので、掃除が面倒で苦手に感じていた身としてはとても助かりました。
DreameBot X20 Ultra Completeとのスペック比較
X30 Ultra | X20 Ultra Complete | |
---|---|---|
カラー | ブラック | ホワイト |
最大吸引力 | 8300 Pa | 7000 Pa |
バッテリー容量 | 6400 mAh | 6400 mAh |
毛髪カットブラシ | ○ | × |
モップエクステンド | ○ | ○ |
テールスイング機能 | ○ | × |
モップの自動洗浄・乾燥 | ○ (温水洗浄あり) | ○(温水洗浄なし) |
モップ自動脱着 | ○ | × |
ウォッシュボードの自動洗浄 | ○ | × |
ダストボックス容量 | 350 mL | 300 mL |
ダストパック容量 | 3.5 L | 3.2 L |
ダストパックの交換目安 | 80日(※) | 75日(※) |
※Dreame研究所での環境テストから得られた計算に基づいています。実際の性能は、使用する環境や状況によって異なる場合があります。
DreameBot X20 Ultra Completeを比較してみると、DreameBot X30 Ultraは吸引力がパワーアップしただけでなく、毛髪カットブラシやテールスイング、モップ自動脱着、ウォッシュボードの自動洗浄など、これまでにない最先端の技術と機能を搭載。
さらに、モップパッドの自動洗浄では新たに60度の温水で洗浄する仕様となり、洗浄力もアップしたことで、床掃除をより快適にスマートに行うことができます。
床掃除のすべてをまかせられる安心と信頼がさらに向上した、革新的なロボット掃除機と言えそうです。
実際に使ってみてよかったこと・気になるポイント
よかったポイント
- ホコリや食べこぼしなど微細なゴミを強力吸引。
- 汚れ具合を検知。2度拭きで頑固な汚れがキレイに。
- スイングしながらモップが隙間に入り込み、奥まで拭き掃除。
- 汚れたモップパッドを温水洗浄・熱風乾燥して、常に清潔な状態をキープ。
- 専用アプリで目的に合わせた床掃除をコントロール。
気になるポイント
- 専用アプリでカスタマイズできる設定項目が多くあるのがうれしい悩み。
- 書面の取扱説明書は情報量が少なく、不明点は専用アプリの「よくある質問」で解決するしか方法がない。
DreameBot X30 UltraのQ&A
Dreame Innovation Technologyはどこの国のメーカー?
Dreame Innovation Technologyは、「ハイテクノロジーを、もっと毎日の生活へ」というビジョンのもと、2017年に中国の蘇州で設立。スマート掃除機をはじめとしたスマート家電の研究開発、製造、販売を行うグローバル企業です。2023年2月、日本法人Dreame Technology Japanとして日本市場に本格参入。これまでに、2200件の特許を取得。世界120以上の国と地域で展開し、2100万人以上のユーザーに快適な生活空間を提供しています。
スマートスピーカーと連携できますか?
Siri、Alexa、Googleアシスタントとの連携が可能です。専用アプリと各スマートデバイスのアプリで登録・設定が完了すれば、音声で操作を行うことができます。
1日あたりの電気料金の目安は?
1 日の電力消費量は 0.2kWh未満。モップパッドでの洗浄時のみ加熱装置がオンになります。満杯の状態にした浄水タンクの水を使い切って消費される電力は 0.18kWhと推定されています。
製品寿命はおおよそどのくらい?
使用する地域・環境・頻度・習慣にも変動しますが、総寿命はおよそ1500時間です。
専用床洗剤1本でまかなえる使用回数は?
毎回1〜2mlを投入します。モップパッドなどを洗浄する頻度は、家の広さや設定によって異なるので、買い替え時期は1〜3か月後(使用頻度が高いものから低いものまで)が想定されます。
まとめ
試用に際してどこまで床掃除をまかせることができるのか、DreameBot X30 Ultraのロボット掃除機本体が床掃除をする様子を見守りました。
汚れ具合により吸引力を変えたり、部屋の角や壁ぎわのゴミやホコリを掻き出して吸引したり、モップパッドが隙間に入り込んでの拭き掃除。床掃除終了後にベースステーションでモップパッドを洗浄・乾燥するなど、とにかく床掃除とメンテナンスを丁寧に行っていることがわかりました。
床掃除の一部始終を見た後に感じたのは、DreameBot X30 Ultraであれば床掃除のすべてをまかせられると実感できたことです。
そして、もう1つ気づいたことは、気持ちにゆとりが生まれたことでした。
ロボット掃除機を使えば家事が時短になるのは確かですが、それ以上に、これまで部屋の汚れに目をつぶっていたことで抱えていた“ストレス”のような感覚がなくなり、リモートワークにより自宅で過ごす時間が長くなっても、部屋全体が常にキレイな状態になることで気分が健やかになっていったのです。
面倒な床の掃除を自動化して新しい生活をはじめたい方、床掃除からメンテナンスまですべてをまかせられるDreameBot X30 Ultraはおすすめですよ。
(東京ディープチャイナ研究会 多賀井)