海外各地から春節の便りが届きました。日本では?

海外各地から春節の便りが届きました。日本では?

1月22日(日)は中華圏の旧正月である春節でした。

ある中国出身の方が「今月は2回もお正月があるので得した気分です」と話していました。

その感覚は日本人には、わかるような、わからないような…(笑)。でも、日本にいながら、ひとつの異文化として春節を楽しめる時代になったと思います。

当研究会のFacebookにも海外在住のメンバーや仲間から春節の便りが届いています。いくつかご紹介しましょう。

上海在住の萩原晶子さんから届いたのは、春節前の豫園の様子です。

今年の灯会のテーマは「兎と山海経」。

春節に飲む伝統的なお茶「元宝茶」です。中に沈んでいる青オリーブの形が元宝に似ているので、「発財」の意味があるとのこと。

春節前の豫園の様子です。今年の灯会のテーマは「兎と山海経」。


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また彼女は友人と訪ねた「煮茶」の投稿もしてくれました。

火鉢の炭火でお茶を沸かし、お茶請けを焼いて楽しむ「煮茶」のお店が増加中。写真は路上席が人気の『茶是一枝花泡茶店』(永康路)のもの。

春節、どこにも行かずに上海市内でのんびり過ごす派たちで混み合っています。
街で見かける春聯は手書きが今風。

火鉢の炭火でお茶を沸かし、お茶請けを焼いて楽しむ「煮茶」のお店が増加中。


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香港からも春節の光景が届きました。アジアインバウンド観光振興会(AISO)の王一仁会長が送ってくれた香港島セントラルの写真と動画です。

シンガポールからも届いています。アジアフードディレクターの伊能すみ子さん は先日までシンガポールに滞在していたそうです。熱帯の国の春節はTシャツとサンダル履きで過ごしているようです。 

3年ぶりにシンガポールの春節の雰囲気を満喫してきました!
チャイナタウンは、🐰ウサギさんだらけです。

食品や正月飾りなどを求めて、たくさんの人が買い物しています。
腸詰や肉乾、マンダリンミカンやポメロなど、見ているだけでワクワクしますね。私もお菓子を沢山買って楽しみます。

シンガポールの大晦日は、家族でスチームボート(火鍋料理)を囲みますよ!
カウントダウンは、マーライオンのいるマリーナエリアで花火大会!盛り上がると思います

3年ぶりにシンガポールの春節の雰囲気を満喫してきました!


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バンコクに拠点を置きながら、海外を転々と旅して暮らしている宮城英二さんからもこんな便りが届きました。

南国タイも春節を迎え、街の商業施設は華やかな電飾に飾られています。当地の華人は大半がもはやタイ語しか話せず、普段の生活は同化が進んでいますが、伝統的な習俗は健在です。

タイの華人は潮州系が主流で、食文化にもそれが見て取れます。春節が近づくと、桃を象った蒸し物である「紅桃粿(飯桃)」が街頭で目につくようになり、春節ムードが高まります。

紅桃粿は中国広東省の潮州,汕頭(スワトウ)地区にルーツがあります。米粉にビート(甜菜)で色付けした皮、具はそぼろ肉や糯米を炒めた物が一般的です。木型に嵌めて作ります。東南アジアの潮州系華人が多い地域にも広く分布しています。

【バンコク】南国タイも春節を迎え、街の商業施設は華やかな電飾に飾られています。


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では、日本ではみなさんどんな春節を過ごしたのでしょうか。

関西在住の阳子さんは、上海人の友人宅で大晦日を過ごしたそうです。

餅粉で作ったお菓子。お正月ですからお金の形で!
除夕は上海の友人宅で上海料理&鍋。

そういえば、美味しい上海の家庭料理の店って京都にないんですよね。
いつものお粥屋さんの萝卜糕と芋头糕。

餅粉で作ったお菓子。お正月ですからお金の形で!


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当研究会代表の中村は春節の夜、広東出身の古い友人たちと川口にある「王牌」(埼玉県川口市栄町3-3-15)という広東料理店に行きました。

金萬福さんという香港料理のシェフをご存知でしょうか?

若い人は知らないと思いますが、1988年、あの周富徳さんの誘いを受け、来日。1992年、『浅草橋ヤング洋品店』(テレビ東京)という番組の「中華大戦争」のコーナーに出演し、逆さ吊りで野菜を切る、口から火を噴く、水槽に顔を突っ込んで金魚を口に咥える、川で鯉を手掴みするなど、体を張ったパフォーマンスで一世を風靡した方です。

その金さんはいまこの店で腕をふるっています。金さんに会うのは初めてでした。おいしい香港料理をいただき、大満足でした。

金萬福さんという香港料理のシェフをご存知でしょうか?


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そして、この週末、上野公園噴水広場で「ウエノデ.パンダ春節祭2023」というイベントが開催されました。

中華圏の屋台メシが上野に大集合! 会場は多くの人出でにぎわい、春節気分を味わいながら屋台の食べ歩きを楽しみました。

福建省厦門に留学経験のある辻岡義昌さんをはじめ、多くの方がこのイベントに参加し、投稿してくれました。

1月20日(土)、ウエノデ・パンダ春節祭遊びに伺いました。

今回の冬一番の寒さとも言える寒さでしたが、たくさんの人で賑わっておりました。

寒かったため私は「張記」さんのブースにて、「酸菜白肉」をいただきました。

初めて食べましたが、塩味と酸味のバランスが絶妙で好きになりました。

獅子舞も会場を練り歩いておりました。

本日1/20(土)ウエノデ・パンダ春節祭遊びに伺いました。


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この春節祭については、あらためてレポートしたいと思います。

みなさんはどんな春節を過ごしましたか? もしよければ、Facebookに投稿していただけますか。みんなでその思い出を共有できたらうれしいです。

(東京ディープチャイナ研究会)

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