放送作家の島津です、よろしくお願いします。
今回、ご紹介するのは中国本場の火鍋が味わえる、評判の店「唇辣道」です。(チュンラードウ)現在、西池袋と上野御徒町の2店舗あります。
Googleマップのレビューを見ると300件以上の評価で4.5(しかも回答しているのがほぼ中国の方)ということで中国に行ったことのない私も勝手に本場なのかと思う次第です。
秋の火鍋祭りを開催
実は今回、私は主催者として「秋の火鍋祭り」を西池袋店にて11月23日に開催。定員20名のところ、最終的に24名の方(そのうち東京ディープチャイナのメンバーの方も7名ほど)に参加していただきました。
こちらのオーナーが北京出身の劉大宝(リュウタイホウ)さんです。とても可愛らしいオーナーさんで中国の熊猫堂ProducePandasというプラスサイズの男性アイドルにそっくり! ということで一部熱狂的なファンの方もいるようです。
「在日本 最中国」という本気度
唇辣道はその名前の通り『唇に、麻辣の「ラー(唐辛子の意)」に道』という、名は体を表すで、通常メニューは相当辛いです。
オーナーも時々お尻が痛くなるとか(本場の方には丁度いい辛さのようです)。また、店内の壁に目をやれば「在日本 最中国」ということで、日本にある中で最も中国である!と。
オーナーの本場の味へのこだわりをひしひしと感じます。実際、日頃からオーナーは3か月に一度は料理人と共に本国に戻り、最新の中国料理を研究し取り入れているとか。そのため随時、新メニューを発表しています。
で、今回「はじめてのガチ中華!」という方も多いと睨み、辛さは抑えで、マイルドな味わい物をラインナップさせていただきました。
前菜は「ローストペッパーのプリザーブドエッグ」これはいわゆるピータンです。ピーマンとナスを炒めたものを細かく砕き、さらにバーナーで焼いたピーマンの焦げ目を取り、それをさらに潰したものがソースになっています。食感にも変化がありながら味わえる一品です
二品目は「ラム肉のネギ鉄板炒め」です。
ピリ辛で一口サイズのラム肉とネギとの相性がいいんです。で、オーナーおススメの食べ方がこれにライスペーパーを巻いて食べます。紙にライスペーパーが重ねっており、一枚ずつはがしてその上に具材を乗せます。ライスペーパーのモチモチ感と一枚挟むことによって辛さもマイルドになり、実に美味しいです。
三品目は「広東風エビと春雨のニンニク炒め」です。
これは広東風だけあってマイルドな味わいです。ゴロっとした海老と春雨の相性がよく、たっぷりのニンニクは風味も抜群です。石鍋で提供されるので熱々を楽しめます。個人的には大のお気に入りです。
ここからがメインの火鍋です。
今回、用意したのは「麻辣とトマトスープの火鍋」です。これも激辛が苦手の方のために用意しました。
激辛鍋にはごま油のつけダレ
麻辣のスープはもちろん辛いんですが、つけダレには「ごま油とニンニク+ちょっとのオイスターソース入り」がおすすめです。ごま油の成分が辛味成分を抑えるために実はそれほど辛さを感じることなく、楽しめます。また、定番のつけダレは「胡麻ダレオイスターソース入り」もおすすめです。店内にはつけダレコーナーもあるのでネギやパクチーなどお好みのタレで食べることも出来ます。
具材には「牛しゃぶ大盛り」「ラムしゃぶ大盛り」に始まり、ガチ中華らしいものとして「ウシガエル」も用意。こちらは軟骨があるのでちょっと初めての方は注意が必要かもしれません。しかし、皆さん美味しく召し上がっていただけたようです。さらに鴨の血豆腐。
ちなみに初心者向けの方の情報としてラムしゃぶ、牛しゃぶともにしっかり火を通してください。
日本のしゃぶしゃぶ感覚でサッと湯をくぐらすのではなく熱は通してください。
変わり種は「スッポンだけとエビのつみれ」。
表面が穴が空いているスッポンだけの独特のフワフワ感とエビの弾力感、いい意味でのアンバランス感がある食材です。そして油湯葉揚げです。スープを吸い込み、天ぷらの衣にも似た食感を楽しめます。
そしてシメには米で出来た米線(ミーシェン)です。
さらにオーナーからのサービスメニューとして「重慶風鶏肉唐辛子炒め」。
これぞ、唇辣道という感じメニューです。たくさんの唐辛子が入ってますがこれは味付け用と見た目の鮮やかさを演出するためのもので残してもらって大丈夫です。
デザートには「マンゴーシーミール」。
タピオカに似てますが、サゴのでんぷんを使ったデザートです。味は…タピオカに似てますね。
最後に
今回、はじめてガチ中華のイベントを主催させていただき、いろいろと大変でしたが来ていただいた皆さんが盛り上がっていたので何よりです。「次回参加したい!」という声もたくさんいただき、主催者冥利に尽きます。
さて、今回触れなかったことで言うと、唇辣道は非常に大盛りな料理が満載です。テイクアウトもちろん、可能ですがぜひ、大勢で楽しんでもらうのが一番かと思います。
(島津秀泰)
店舗情報
唇辣道 池袋店
豊島区西池袋1-38-3 B1F