いま日本は空前の台湾ブーム。これまで旅行で台湾を訪れていた人を中心に、日本の台湾グルメやスイーツのお店はコロナ禍でも賑わい、百貨店やコンビニでも「台湾フェア」が頻繁に行われています。台湾から進出してきたお店や新しいお店もここ数年でぐっと増え、「日本で楽しむ台湾」のレベルもぐんぐん上がってきています。
台湾スイーツも「タピオカミルクティー」だけではありません。すっかり日本でも定着した「台湾カステラ」に、あっさり食べられる「豆花」、そしてそれらの進化系などなど、ガイドブックでおなじみの台湾スイーツはもちろんのこと、ニューウェーブも続々登場しています。
素朴だけれど可愛くて、一度食べるとやみつきになる人が続出の台湾スイーツ。今回は東京で楽しめる台湾スイーツの最新情報をまとめました。美味しいスイーツを堪能しながら、ぜひ旅気分も味わいましょう!
台湾スイーツと言えば「台湾カステラ!」
台湾カステラといえばやっぱりそのボリューム感が魅力!大きな天板いっぱいに焼き上げたものをその場でカット。シュワっとしたスフレのような口どけで、日本のカステラより甘さは控えめ。卵の風味と素朴な味わいがどこか懐かしく、そのまま食べてもクリームやフルーツを挟んでアレンジするのもおすすめ!
GRAND CASTELLA
出典:PR TIMES
日本上陸以来、連日大行列。入手困難の”元祖”台湾カステラ【グランドカステラ】が、6月1日より渋谷スクランブルスクエアで期間限定で販売される。
https://prtimes.jp/
2021年5月、東京スカイツリーにオープンした「GRAND CASTELLA(グランドカステラ) 」は台湾の淡水にある、「縁味古早味現烤蛋糕」というお店が本店。すでに韓国やシンガポールなどアジア各国に進出し、ついに日本へやってきました。
厨房が見えるスタイルのお店なので、大きなオーブンで焼いているところが目の前で見ることができるのですが、そのボリューム感は迫力満点!オーブンから出したての台湾カステラは見るからにプルプル。切り分けられた大きなカットのものがどんどん箱に詰められていきます。種類は「プレーンカステラ962円(税込)」、「チーズカステラ1,120円(税込)」、「ハーフ&ハーフ1,113円(税込)」の3種類です。
GRAND CASTELLA 東京スカイツリータウン・ソラマチ店
東京都墨田区押上1丁目1-2 東京スカイツリータウン・ソラマチ2階
営業時間:10:00~21:00(緊急事態宣言等に伴い変更の場合あり)
電話:03-4400-6868
HP: https://grandcastella.jp/
出典:KAIDOGROUP HLDGS
GRAND CASTELLA – https://kg-h.jp/
新カステラ
出典:Twitter
新カステラ – https://twitter.com
いまやすっかりおなじみとなった台湾カステラを日本ではじめて専門店として始めたお店がこの「新カステラ」。2017年、高円寺に本店をオープンし、浅草のドン・キホーテにも支店があります。
台湾カステラを日本向けに作ったものをこちらでは「新カステラ」と名付け、新鮮な卵をたっぷり使用した「プレーン900円(税込)」と自家製生クリームを間にサンドした「プレーン生クリーム入り1,110円(税込)」が定番商品。その他に月替わりで新しい味も発売され、こちらは表面に可愛いイラスト入りで、かなりテンションがあがる可愛さ。手土産にもぴったり!
新カステラ 本店
住所:東京都杉並区高円寺北3丁目21-5
営業時間:11:00~19:30
電話:03-6383-1163
HP : https://shincastella.com/
新カステラ 3号店
住所:東京都杉並区高円寺南4-32-5
営業時間:10:00~19:30
電話:03-6770-6643
HP : https://shincastella.com/
※2022年3月1日より本店が3号店と統合し、これまでの3号店が本店となります。
出典:新カステラ
店舗情報 – https://shincastella.com/
次に食べたい台湾かき氷はこれ!
かき氷のバリエーションが豊富な台湾。ミルク風味の氷をふわふわに削った「雪花冰(シィェホァビン)」にマンゴーをたっぷりトッピングしたマンゴーかき氷が有名ですが、ガリガリと削った氷に黒糖などのシロップをかけて、豆花のように豆類やお団子などをトッピングした昔ながらのタイプもやみつきになる美味しさ。いずれにしてもトッピングたっぷりなのが台湾風かき氷の特徴です。
合作社
出典:Twitter
洸美-hiromi – https://twitter.com
まるで台湾にあるお店みたい! との評判が高い、新宿にある「合作社」。料理だけでなく、ポップでレトロな雰囲気やロゴやデザインまでとことんこだわっているのも、まさにいまどきの台湾っぽさ。
台湾人オーナーのこだわりがビシバシと感じる本格的な台湾B級グルメをはじめ、豊富なドリンクメニューや豆花などのスイーツも評判ですが、季節限定のかき氷もシーズンが来たら絶対に食べておきたいもののひとつ。
ゼリーのような「愛玉(アイユー)」をレモン風味で食べる「南方情熱レモン愛玉冰605円(税込)」や、どこかわらび餅のような「フングェ」を使用した「あずきフングェ練乳かき氷 605円(税込)」は日本ではなかなか出会うことの出来ない貴重なメニュー。特にフングェはもちもち好きなら絶対におさえておきたいトッピングですよ!
合作社
住所: 東京都新宿区新宿3丁目35−11 あぜみビル
営業時間:12:00~21:00(火曜休)
電話:03-6780-4954
HP : https://gassakusyajp.base.ec/
出典:合作社-Gassakusya
ACCESS – https://gassakusyajp.base.ec/
KIKICHA TOKYO
吉祥寺にある台湾茶屋「KIKICHA TOKYO」は真っ赤な壁に水色がアクセントになったアジアンな雰囲気たっぷりの可愛らしいお店。看板メニューは台湾から買い付けた茶葉を使用した本格的な「台湾茶」と「胡椒餅」。台湾茶は注文ごとに丁寧に抽出。
おしゃれなオリジナルのボトルに入れてくれるのもうれしいサービスです。そんなこだわりたっぷりの「KIKICHA TOKYO」では、毎年夏限定でマンゴーかき氷「THE台湾かき氷1480円(税込) 」を販売。かき氷の上にはマンゴーにバニラアイス、たっぷりのブラックタピオカにどかんとプリン!
マンゴーかき氷×プリンの組み合わせは特に台湾南部でよくみかける定番スタイル。まさに「THE台湾かき氷」を楽しめます。
KIKICHA TOKYO
住所:東京都吉祥寺南町1-9-9 吉祥寺じぞうビル 1F
営業時間:11:00~19:00
電話:0422-26-6457
HP : https://www.kikichatokyo.jp/
タピオカアレンジ系のおすすめ店
一時期のようなブームは去ってしまったけれど、だからこそ本物だけが残った印象のタピオカドリンク店。もちもちのあの食感は時折無性に飲みたくなりますよね! タピオカミルクティー以外にもまだまだ美味しいタピオカドリンクがあるんです! 食べておきたいおすすめスイーツと合わせてご紹介します。
CoCo都可(ココトカ)
出典:PR TIMES
【CoCo都可といえばこれ!】世界各国で人気の「トロピカルスペシャル」がついに日本初上陸!
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2017年日本に進出した台湾の人気ドリンクスタンド「CoCo都可」。現在都内では渋谷、下北沢、町田、高田馬場にお店を展開しています。台湾ではどの街でも見かけるこのオレンジ色のロゴマーク。タピオカミルクティー(珍珠奶茶)に並んで人気なのが「トロピカルスペシャル」。
ジャスミンティーをベースにパッションフルーツとタピオカ、ナタデココが入った食感も楽しいドリンク。トロピカルな風味にパッションフルーツの種のプチプチ感とタピオカとナタデココのもちもち食感は本当にクセになる美味しさ! 台湾の味にこだわり、乳製品以外の原料を台湾から輸入している日本のCoCo都可。
原料のひとつであるパッションフルーツの輸入が困難で、なんと日本進出から5年越し、昨年10月にようやく実現したというメニュー。ぜひ味わってみて!
CoCo都可 渋谷本店
住所:東京都渋谷区宇田川町32-15
営業時間:11:00~22:00
電話:03-6455-2813
HP : https://cocofreshtokyo.amebaownd.com/
出典:Twitter
CoCo都可(ココトカ)- https://twitter.com
DOMO CAFÉ
「DOMO CAFÉ」は「日本と台湾をコーヒーでつなぐ」をコンセプトにしたカフェ。京都の「カフェ・ヴェルディ」と台湾のカフェ「Fika Fika Café(フィカフィカ カフェ)」という、一流店の珈琲豆を使用した美味しいコーヒーやラテやカプチーノなどのアレンジコーヒーが楽しめます。
ドリンクと合わせたいのが見た目も可愛い「タピオカミルクティーケーキ」。スポンジの上にたっぷりのミルクティー風味のクリームとタピオカ、そして仕上げはキャラメルソース! 甘さも控えめなので食べやすい味に仕上がっています。ドリンクとセットで1030円~(税込)。
お店の外には台湾の人気キャラクター「LAIMO(ライモ)」が壁いっぱいに描かれていて、フォトスポットとしてもおすすめ!
DOMO CAFÉ
住所:東京都新宿区百人町1丁目15−29 B1
営業時間:11:30~18:00
電話:03-3360-2545
HP : https://domocafe.business.site/
本格派台湾茶カフェ
ゆったりとお茶菓子を食べながら味わう台湾茶はもっとも旅気分を味わえるひととき。本格的な茶器を使って淹れる台湾茶はしっかり淹れ方も教えてもらえるので、気軽に訪れても大丈夫。見た目が華やかなアレンジティーは思わず写真を撮りたくなる美しさです。
王徳傳(ワンダーチュアン)
日本橋コレド室町テラス2階にある「王徳傳(ワンダーチュアン)」は1862年台南で創業した老舗。2019年、誠品生活日本橋のオープンとともに日本に進出しました。真っ赤な茶缶がずらりと並ぶスタイリッシュな空間にはティーサロンも併設。
王徳傳の茶師が熟練の技で焙煎した最高級のお茶を季節のお茶菓子とともに味わうことができます。本格的な茶器を使用し、茶師が丁寧に淹れてくれたお茶はやはり極上!
ほかにもおしゃれなグラスでいただく「パイナップル烏龍フルーツティー1280円(税込)」などのアレンジティーや、お酒を使用したウーロンカクテルなども。タピオカミルクティーも一味違う美味しさが堪能できます。
王徳傳 コレド室町テラス 日本橋店
住所:東京都中央區日本橋室町3丁目2番1号2F-4
営業時間:10:00~21:00
電話:03-6262-3995
HP : https://www.dechuantea.com/jp/index.php
台湾席茶 蓮月庭
出典:Twitter
台湾席茶 蓮月庭 – https://twitter.com
自由が丘にある「蓮月庭」は台北の有名茶芸館に勤めていた台湾人オーナーのお店。独自に仕入れたこだわりの茶葉は無農薬。本格工夫茶の「席茶1850円~(税込)」では、台湾の高山烏龍茶をはじめとした高品質のお茶をフルセットの茶器を使用してじっくりと味わうことができます。
淹れ方は茶葉に合わせて教えてもらえるのではじめてでも安心。冷たいお茶を飲み比べできる「三顧香庭1,410円(税込)」や夏はパッションフルーツやマンゴーを使用した創作アイスティーなども味も見た目も美しく、まさに癒し。ルーロー飯などの食事系や花生豆花(ピーナツトウファ)をはじめとしたデザート類、茶葉を使用した手作りのパイナップルケーキなどフードメニューも充実しています。
台湾席茶 蓮月庭
住所:東京都目黒区自由が丘2-15-10 A&Dハウス102
営業時間:平日12:00〜19:00、土日祝 12:00〜20:00
電話:03-5701-0033
HP : https://rengetsutei.jp/
出典:自由が丘 台湾席茶「蓮月庭」
https://rengetsutei.jp/
その他おすすめ最新台湾スイーツ
タピオカからはじまり、台湾カステラや台湾ドーナツなど、日本でもブームが度々訪れる台湾スイーツ。次に注目したいのは「さつまいも」や「タロイモ」を使ったスイーツ!
台湾では定番の「地瓜球(ディーグァチウ)」や「タロイモボール」などはすでに専門店が東京に登場! 日本でも定着してきた「豆花」もこれからはトッピングのバリエーションが色々楽しめそうな予感!
台湾地瓜球専門店 東京QQ球
次に流行する台湾スイーツと噂されている「地瓜球(ディーグァチウ)」。直訳すると「さつまいもボール」。台湾では屋台で見かける素朴なおやつ的存在です。さつまいもとさつまいもの粉で作った揚げ菓子なのですが、特徴は中が空洞になっていること!
見た目よりも食感はかなり軽めです。大久保に昨年秋にオープンした「東京QQ球」はそんな地瓜球の専門店。本格的な台湾フードを提供する「東京豆花工房」や「東京豆漿生活」が手がけるお店なので味は本場さながら。
ちなみに「QQ」とういのは台湾では「もちもち」という意味。2色が串にささっているのもたまらない可愛さです。
連珍
出典:連珍餅店
連珍芋泥球 – https://www.lenjen.tw/
台湾ではタロイモを使ったお菓子がメジャーなスイーツのひとつ。
ペースト状にしたものがケーキのクリームになっていたり、ミルクと合わせたドリンクも多いのですが、中でも港町・基隆にある100年続く老舗「連珍餅店」のタロイモボールは基隆に行ったら買っておきたいお土産のひとつとして有名。
里芋のようなねっとりとした食感で、サツマイモのような甘みや味にも特徴はないけれど、まろやかで優しい味わいはクセになる美味しさ。その「連珍」が昨年末なんと日本に上陸! 人形町にお店がオープンしました。
商品は「タロイモボール4個入り600円(税込)」と白タピオカと合わせたババロア「タロイモシーミールー350円(税込)」。タロイモブームも来そうな予感!
連珍 人形町店
住所:東京都中央区日本橋人形町 2-10-11 1F
営業時間:11:00~18:00(無くなり次第終了)
電話:03-6810-9189
https://www.instagram.com/lenjen_tokyo/
騒豆花
出典:PR TIMES
台湾に行けない今だからこそ、新宿で台湾小旅行騒豆花(サオドウファ)新宿ミロード店にて 「台湾美食時間めぐり」メニュースタートします。
https://prtimes.jp/
フルフル食感の豆乳デザート「豆花」。ピーナッツや小豆などをトッピングするのが定番ですが、フルーツをたっぷりトッピングした豆花が看板商品なのが新宿ミロードやルミネ池袋などにお店がある「騒豆花」。
台湾では台北の小さなお店がはじまりの親子三代に続く老舗の豆花店です。ガイドブックでもおなじみの「イチゴ豆花」や夏に登場する「マンゴースイカ豆花」が有名ですが、いまイチオシが、昨年末に新発売になった「かごもり豆花1,518円(税込)」。
せいろの中に小鉢が7種。小さな豆花の上にイチゴやバナナにぶどうなどなど色とりどりのフルーツがトッピング。日本オリジナルのとにかく可愛い豆花は大注目です。
騒豆花 新宿ミロード店
住所:東京都新宿区西新宿1丁目1-3 新宿ミロード7F
営業時間:11:00~23:00
電話:03-6810-9189
HP:https://saodouhua.jp/
出典:騒豆花(Sao Dou Ha)
店舗情報 – https://saodouhua.jp/
お取り寄せ台湾スイーツ
「おうちで台湾」を楽しむのに必須の台湾スイーツも台湾の味を日本でお取り寄せが可能! お土産で買ってまた食べたいと思っていたあの味も、さらには季節の商品なども。こまめにオンラインショップもチェックしてみると、とっておきの美味しいものに出会えるかも。
サニーヒルズ(微熱山丘)
出典:SunnyHills Online Store
いちごりんごケーキ – https://shop.sunnyhills.co.jp/
台湾の人気土産「鳳梨酥(パイナップルケーキ)」。中でも人気店の「サニーヒルズ(微熱山丘)」は日本にも進出し、東京・大阪などに店舗を展開。オンラインショップもあり、人気の「パイナップルケーキ」に青森産の紅玉りんごを使用した「りんごケーキ」が定番商品としていつでも購入できます。
台湾で製造したものなので、食べたいときに台湾を同じ味が日本でお取り寄せできるのはうれしいですよね! 季節の商品などもあり、例えば春に発売される「いちごりんごケーキ」は見た目もキュートでかなりおすすめ。
商品は布製のオリジナルバックに入っているのですが、季節の商品や、例えば旧正月や中秋節などの中華圏のビッグイベントの時にはバッグのデザインが違うのでチェックを忘れずに。
サニーヒルズ(微熱山丘)
糖村 SUGAR&SPICE
出典:Twitter
糖村 SUGAR&SPICE – https://twitter.com
台湾ではお土産品としてパイナップルケーキのほかに「ヌガー」も根強い人気があり、お土産店やデパートでは必ず有名店のヌガーを見かけます。
中でも人気なのが台中発祥の「糖村 SUGAR&SPICE」。ピンク色のロゴやパッケージがおしゃれで、「台湾でなぜヌガー?」と思いながらもひとつ食べてみると、あまりの美味しさに気がつけば購入していた人多数。リピーターも多い商品です。
それもそのはず、何といっても素材へのこだわりも強く、大粒のカルフォルニア産アーモンドやフランス産のバターをたっぷりと使用。歯にくっつくこともなく、ナッツの香ばしさとミルキーでまろやかなヌガー生地のバランスが絶妙でファンが多いこともうなずける味!
昨年末のビッグニュースのひとつが糖村のヌガーが日本でも買えるようになったということ。東京日本橋の誠品生活やオンラインショップで販売しています。
糖村 SUGAR&SPICE
まとめ
気がつけば東京には台湾から進出してきたお店があちこちに!
日本人オーナーのお店もほとんどが台湾愛を感じる本格的なお店がどんどん増えています。これだけのお店を回るのは1日では足りないくらい!
いっそ本当の台湾旅行のように、1泊2日や2泊3日のプランを組み、疲れたらゆったり茶芸館やカフェで台湾茶を楽しみながら、東京を巡ってみるのも新しい楽しみ方かも知れませんね。
最後には自宅で楽しむ“おうち台湾”用のお土産もどうぞお忘れなく。