無性に辛いものが食べたくなることってありませんか?
私たちは、あります。
どうも二度目まして!
「えもりお」と申します。「えもん」と「もりまりお」の二人組です。
前回は、お家時間を利用して、汁なし火鍋の一種、麻辣香鍋(マーラーシャングオ)を自宅で作ってみました。
今回は、中華料理屋さんにお邪魔し、プロの料理人さんが作った麻辣香鍋を実際に食べてみます!
余談になりますが、今回取材させていただくのは、「えもりお」のうち、辛いものが好きだけれど、得意ではないという人間「もりまりお」の方です。蒙古タンメンがギリギリ限界の人種です。中華料理レビューに向いている人間か否か…というところはさておき、早速お店へ行ってみましょう!
場所は、新宿アルタの裏通りに面したビルにあるという、JR新宿駅東口から歩いて3分ほどでの駅近で便利な立地のお店です(さらに言うと、丸ノ内線B12b出口からだと秒で着きます、秒です)。
ビルの3F、看板に書かれた「四川料理達人の店」という言葉に期待が高まります!
というわけで、東京のど真ん中、新宿にある本格四川料理店の『麻辣王豆腐』さんにお邪魔させていただきました!
店内は、中国をイメージさせる赤色を基調とされていて、座席数は30席ほどになります。
具だくさんの「麻辣香鍋」を実食!
それでは早速、本日のお目当て「麻辣香鍋」を注文してみましょう!
唐辛子柄のとっても可愛いエプロンを着た、料理長の熊(クマ)さんによって、具材がカリッカリに揚げられていきます。
こちらの「麻辣香鍋」には3種類の唐辛子が使われており、合わせて何十種類もの香辛料を使用することで、独特の風味や味わいを生み出しているとのこと!
見事な手さばきによって、どんどん作り上げられていきます。
そして、出来上がりました。
こちらが「麻辣香鍋 (小鍋)」!
まず見た目が美味しい。色とりどりのカラフルな見た目は、SNS映えしそうでポイントが高い!
そして、味ももちろん美味しい。
旨味成分たっぷりの自家製スパイスの辛さが舌を刺激します。サクサクに揚がっているのでスナック感覚で食べられるし、お酒に合いそう!
具材は、海鮮(海老・イカ)、肉(豚・鶏)、野菜(蓮根、玉ねぎ、ニンニクの芽など)と盛りだくさん。
個人的に辛さと抜群に合っていると思ったのがセロリです。セロリのさっぱり感とほんのりした甘みが香辛料の刺激と絶妙なバランスでマッチして最高でした!
もうひとつのサイズ、「麻辣香鍋」の「大鍋」だと、量が増えるのはもちろん、牛すじ・ハチノス・鶏団子などなど、具材の種類も増えるとのこと。こちらはお店で注文してからのお楽しみに!
香りと痺れが特徴の「麻辣王豆腐」も実食!
看板メニューはお店の名前の通り「麻辣王豆腐」ということで、こちらも注文してみます!
豆腐を塩茹ですることによって、豆腐の水分を抜いているところ。豆腐の水分量が少ないと味が入りやすく、美味しい麻婆豆腐になるからとのことです!
ちなみに、中国では麻婆豆腐専用の豆腐があるらしく、水分が少ないため硬い点が特徴だそう。
その後、何十種類もの調味料を組み合わせ、軽く炒めて香りを出し、豆腐を入れていきます。
仕上げは、なんといっても山椒! 青山椒と赤山椒をブレンドしています。
特徴は、青山椒→香り、赤山椒→痺れという点で、この2種類を入れることによって、香ばし〜い香りとクセになる痺れという麻婆王豆腐ならではの特徴が出るとのことです!
完成しました! いちばん人気の「麻辣王豆腐」です。
「ご飯の上にかけちゃった方がいいです」とオーナーの藤原さんのアドバイスにより、ご飯の上に麻辣王豆腐をのせました。それではいただきましょう!
ご飯と絡まって美味しい! ご飯大好き人間のわたしはパクパクパクパク…くぅー! うまい!
見事、完食(お目汚しすみません)!
正直、ひとりで食べきれるとは思っていませんでしたが、あまりの美味しさに気づいたら完食しており、自分でもびっくりしました(笑)
そんなに食べられないけど、いろいろ食べてみたいな〜、という少食な方もご安心ください! 店内で食べきれなかった場合、麺類や持ち帰り不可のメニュー以外はお持ち帰りも対応してくださっているとのこと! 迷ったらどちらも注文しちゃいましょう!
激辛が苦手な私ですが、今回はご飯とお茶と一緒に食べたからなのか、汗をかきながらも美味しくいただきました!
ちなみに、「良い唐辛子は、唇が痛くならず、胸が熱くなる」とオーナーの藤原さん。
また、激辛中の激辛が大好きな方もいらっしゃるかとも思いますが、「麻辣王豆腐」は、プラス110円(税込)で、さらに激辛にできるそうです。
こちらの激辛、最初は無料で提供されていましたが、注文されたお客さんが「そこまで辛いと思っていなかった!」と残してしまうことがあるという経緯から、よく考えて注文してもらうために、あえて有料にしたのだとか。よ~く考えてから注文してくださいね(笑)
締めのデザートはもちもち感と甘さがたまらない「湯圓」
そして、最後は締めのデザートまでちゃっかりいただきます!火照った体に優しい甘さが染み渡る「湯圓」を注文してみましょう!
黒ごま入りの白玉がもちもちで美味しいー!! 温かさが身に染みますね。ホッ。
「料理人は芸術家」!?
今回お邪魔させていただいた『麻辣王豆腐』さんは、2009年1月にオープンし、今年で開店13周年となるお店です。
オーナーの藤原さんが中国から日本に初めてきたのは1989年とのこと。日本の美術大学に通い、絵を学ばれていたらしく、飲食店をする前は映画や舞台美術のお仕事をされていたそうです。
かっこいい虎の絵が印象的なオリジナルTシャツを着たオーナーの藤原さんは、店内の壁の水墨画等を自ら描かれているという、芸術にも精通されているスゴい方なのです!
「料理は芸術だと思っています。キャンパスが鍋で、画材が調味料です。」と語ってくれました。
「腕よりセンスが大事! 腕があっても感動しない、センスがあってこそ感動します。」と、藤原さん。言葉のひとつひとつに、料理と芸術に対する熱い情熱が伝わってきます。
今年は寅年なので、寅のグッズも制作し、店頭で販売されています! グッズに使用されている虎の絵は、藤原さんが3ヶ月ほどかけて描かれた大作とのこと。
個人的に、迫力がある虎の絵柄のTシャツが気になりました…!
ぜひぜひ皆さんも、『麻辣王豆腐』さんで美味しい中華料理と素敵な芸術に触れていただけるとうれしいです!
これからも、私たち「えもりお」は、都内にある麻辣香鍋など、美味しい中華のお店をご紹介できればと思います。
それでは、またお会いしましょう!
店舗情報
麻辣王豆腐
(マーラーオウドウフ)
新宿区新宿3-21-2
全日第三ビル3F
03-5269-6108
https://instagram.com/mahrahoh/
https://twitter.com/mahrahohdouhu