いきなりですが、山端拓哉の東京ディープチャイナPhotoストーリーの第2弾、【新大久保編】です。
以前、僕は極東ロシアのウラジオストクに語学留学していたことを話しましたが、最近東京ディープチャイナのサイトに、ウラジオストク生まれのロシア人であるアレックスさんが寄稿していて、「”東京ディープチャイナ”は、子供時代の記憶と深く結びつき、いつも僕の中にあった」と書かれていました。僕は留学中の記憶をたどりながら、その話に大いに共感しました。
いつか留学中に出合ったウラジオストク中華の話を書いてみたいと思っていますが、今回は新大久保です。まずはこの多国籍の町で僕が出合った不思議な光景をご覧ください。
『攻略!東京ディープチャイナ』の本をオーナーの女性に紹介したら、会話が弾んだ。ところが、蘇園馄饨が載っているページを見せると、「うちの自慢の五色ワンタンの色味が悪い!」とのことで、撮り直し。
上海料理と言われるものは結局、蘇州料理なんだって。ワンタンだけでなくスイーツが自慢で、日本で本物の蘇州スイーツが食べられるのはここだけらしい。
食欲そそる綺麗な商品ポスター。漢字のもつ魔術的な力が、渦巻いているようです。僕が買ったのは、王守義十三香。八角の香りが、中華料理の深みへと誘ってくれるようです。
最近コンビニでも見かける、台湾ビール。パイナップル好きなので、嬉しい。デザートのように楽しめる。
右向けば韓国、左を向いたら中国。角を曲がるとベトナムで、路地を進むとアフリカか? 聞こえてきたのはインド・ネパール系の人たちが話す不思議な響きを持つ言葉の群れ、振り向けばアラビア文字の看板などなど。
多国籍な大久保だけど、中心にあるのは日本の八百屋というのが、摩訶不思議。
大久保ではディープチャイナだけなく、ディープベトナムも楽しめます! カップルの、ゆったりとした時間が流れる。
サトウキビジュースは、その場でしぼってもらえます。爽やかで甘くて、美味しく、旅情を誘う香りがします。あー旅行行きたいなー。
大久保と言ったら、韓国のお店が一番多いね。原宿ばりに若者が訪れる街になっていて、相変わらず驚くばかり。
中国東北(延辺朝鮮族)料理の店「千里香」。ザリガニ、カエル、トウモロコシのパン、狗やキムチもメニューにあるが、今回は定番の羊! 炭火焼きの羊肉串は、抜群に美味しい! スパイスイカ焼きも美味しかった。
広々として店内では、アジア各地の屋台料理を楽しむことができる。大久保はいろんな国のレストランがあって、迷っちゃうけど、ここなら色々な料理を楽しめるね。ビールを楽しむ、お兄ちゃんの腕の鮮やかなタトゥー。ネパール人だそうです。
このふたつの店が並ぶとは……、不思議と相乗効果が生まれている気がする。欲望が渦巻く街、大久保! 回転火鍋でファイヤー!
四川料理店「川覇王」にて。バリバリの四川料理を食らう。山椒でビリビリに痺れるのは、もはや中毒。痺れながらのビールがまた、たまらないんだなあ!
店舗情報
蘇園馄饨
新宿区北新宿1-7-20
03-5330-1808
千里香
新宿区百人町1-17-10
050-5869-9220
新大久保アジア屋台村
新宿区百人町1-11-28
03-6279-3171
川覇王
新宿区百人町2-4-2 ビルやまき B1F
03-5358-9993