10月8日(土)に開催予定の「第2回ディープチャイナ秘密の食事会」の舞台である秋葉原の香福味坊。このとき供される料理は、味坊集団9店の各店人気メニューの中から選んで決めることにしたのは、先日お伝えしました。
第2回ディープチャイナ秘密の食事会
実は昨日、味坊集団のマーケティング担当の林強さんから、最終的に以下のメニューに決定しましたと連絡がありましたので、お伝えします。
10月8日「香福味坊」食事会メニュー
板春雨冷菜東北味
![板春雨冷菜東北味](https://deep-china.tokyo/dc_wp/wp-content/uploads/2022/09/no165-a.jpg)
御徒町にある北京風居酒屋「老酒舗」の人気No.1メニュー。中国語名は「東北拉皮(ドンベイラーピー)」。中国東北地方の定番前菜で、「拉皮」というジャガイモや緑豆を素材とした平たい春雨を使い、キュウリやニンジンなどの生野菜と和えて酸味のあるゴマダレをかけて食べます。
海鮮焼売
![海鮮焼売](https://deep-china.tokyo/dc_wp/wp-content/uploads/2022/09/no165-b.jpg)
代々木八幡にある広東料理&点心専門店「宝味八萬」の人気No.2メニュー。見た目もかわいい海鮮入り蒸しシューマイです。蟹ミソがのっています。
ラム串焼き
![ラム串焼き](https://deep-china.tokyo/dc_wp/wp-content/uploads/2022/09/no165-c.jpg)
神田の「味坊」の人気No.1メニューは当然これ。中国語名は「羊肉串(ヤンロウツァン)」。ただし、香福味坊の調理器具の関係で串揚げに変更。
国産二元豚肉と発酵白菜の煮込み
![国産二元豚肉と発酵白菜の煮込み](https://deep-china.tokyo/dc_wp/wp-content/uploads/2022/09/no165-d.jpg)
味坊集団2号店で中国東北鍋料理の店「味坊鉄鍋荘」の人気No.3メニュー。中国名は「酸菜白肉鍋(スァンツァイバイロウグォ)」。発酵白菜の酸菜と豚肉の土鍋煮です。東北料理を代表するメニューで、心地よい酸菜の酸味が豚バラ肉と春雨などに溶け出しています。
ラムの丸焼き
![ラムの丸焼き](https://deep-china.tokyo/dc_wp/wp-content/uploads/2022/09/no165-e.jpg)
今回のメインディッシュは、羊の丸焼きです。「香福味坊」の人気No.1メニューですが、今回のように大人数でなければ食べきれないボリュームです。
タレは「クミンなど羊用ミックススパイス」や、ニラの花を塩漬けして乳酸発酵発酵させた「韮菜花」、生の唐辛子を塩水に漬けて乳酸発酵させた「泡辣椒(パオラージャオ)」、羊の丸焼きといっしょにオーブンで焼いたナスやピーマンなどの夏野菜のペーストなど種類もいろいろです。
パクチーと青唐辛子冷菜
![パクチーと青唐辛子冷菜](https://deep-china.tokyo/dc_wp/wp-content/uploads/2022/09/no165-f.jpg)
御徒町の羊料理専門店「羊香味坊」の人気No.2メニュー。中国名は「老虎菜(ラオフーツァイ)」。青トウガラシとパクチーのサラダで、これも東北地方の代表的な涼菜のひとつ。キュウリやパクチーのシャキシャキ感が楽しめますが、青トウガラシがガツンときます。このガツンが虎のようだということで、この名が付きました。
揚州獅子頭
![揚州獅子頭](https://deep-china.tokyo/dc_wp/wp-content/uploads/2022/09/no165-g.jpg)
9月に代々木上原にオープンしたばかりの中華蒸し料理専門店「蒸籠味坊」の人気No.1メニュー。「獅子頭」というのは、羊のひき肉の大きな団子のことで、口に入れた瞬間、ほろほろととろけてしまいます。澄んだ牛骨スープは優しい味わいです。
香辣魚
![香辣魚](https://deep-china.tokyo/dc_wp/wp-content/uploads/2022/09/no165-h.jpg)
三軒茶屋の湖南料理店「香辣里」の人気No.3メニュー。白身魚を湖南産の香辛料と塩水に漬け込み、発酵唐辛子と蒸し煮したもの。中国では「臭魚(チョウユィ)」とも呼ばれます。あふれる発酵香が食欲をそそります。
汁無し坦々麺
![汁無し坦々麺](https://deep-china.tokyo/dc_wp/wp-content/uploads/2022/09/no165-i.jpg)
しめは、学芸大学の小吃店「好香味坊」の人気No.3メニューのこれ。担々麺はやっぱり汁なしに限りますね。
さて、これらのメニューを決めるために、8月下旬、オーナーの梁宝璋さんや林さんと最初の打ち合わせをしました。味坊集団は、中国黒龍江省出身の梁宝璋さんが始めた飲食グループですから、当初は東北料理や鍋料理、羊料理などを主に提供していましたが、その後、北京の大衆居酒屋や湖南料理、さらには点心や焼味をはじめとした広東料理の店もオープンさせました。ですから、この食事会では、味坊集団のさまざまな食の世界を一度に堪能できる場にしようと話しました。
そこで、林さんに現状、都内各店の人気メニューTOP3(おすすめ3品)を調べてもらい、その中から選ぼうという話になりました。そのランキングは以下のとおりです。
羊香味坊
- ラム串焼き
- パクチーと青唐辛子冷菜
- ラムチョップ焼き
![羊香味坊のラムチョップ焼き](https://deep-china.tokyo/dc_wp/wp-content/uploads/2022/09/no165-j.jpg)
老酒舗
- 板春雨冷菜東北味
- 醗酵白菜と豚肉炒め
- 呑兵衛の玉手箱
![老酒舗の呑兵衛の玉手箱](https://deep-china.tokyo/dc_wp/wp-content/uploads/2022/09/no165-k.jpg)
「呑兵衛の玉手箱」というのは、日替わり冷製肉詰めボックスのことで、冷製肉やチャーシュー、ローストポークなどをアルミのお弁当箱に詰めたセット。日によって中身が変わります。このアルミのお弁当箱というのが、東北地方の農村っぽいレトロさを感じさせる、梁さんおすすめのメニューです。
香辣里
- 鯛頭の発酵唐辛子蒸し
- 毛氏紅焼肉
- 香辣魚
![香辣里の香辣魚](https://deep-china.tokyo/dc_wp/wp-content/uploads/2022/09/no165-l.jpg)
「鯛頭の発酵唐辛子蒸し」の中国名は「剁椒魚頭(ドゥオジャオユィトウ)」。赤唐辛子のみじん切りをニンニクや潮、酒で発酵させた「剁椒」、豆豉、ネギ、ショウガなどと魚の頭を一緒に煮込む湖南の伝統料理です。
味坊鉄鍋荘
- ラム肉と大根の醤油煮
- 豚スペアリブといんげんの家庭風煮込み
- 国産二元豚肉と発酵白菜の煮込み
宝味八萬
- 鮮蝦仁腸粉
- 海鮮焼売
- 蜜汁チャーシュー
![宝味八萬の鮮蝦仁腸粉](https://deep-china.tokyo/dc_wp/wp-content/uploads/2022/09/no165-m.jpg)
最初はこのエビ入り腸粉にしようと思ったのですが、香福味坊の厨房にはこれをつくる調理器具がないため、海鮮焼売になりました。
好香味坊
- 広東風鴨の釜焼き
- 豚肉ともち米の竹蒸し
- 汁無し坦々麺
![好香味坊の豚肉ともち米の竹蒸し](https://deep-china.tokyo/dc_wp/wp-content/uploads/2022/09/no165-n.jpg)
「豚肉ともち米の竹蒸し」のほっこりした味わいは癒やされます。
香福味坊
- ラムの丸焼き
- ラムのスペアリブ揚げ
- ラム肉たっぷり麻婆豆腐
![香福味坊のラム肉たっぷり麻婆豆腐](https://deep-china.tokyo/dc_wp/wp-content/uploads/2022/09/no165-o.jpg)
味坊の「ラム肉麻婆豆腐」は四川フェスでも人気でしたね。
蒸籠味坊
- 揚州獅子頭
- イカと干し野菜醤蒸し
- 発酵豆腐の香り蒸し
![蒸籠味坊のイカと干し野菜醤蒸し](https://deep-china.tokyo/dc_wp/wp-content/uploads/2022/09/no165-p.jpg)
「イカと干し野菜醤蒸し」は、上にのっている特製干し野菜醤がおいしいです。ランキングに入っていませんが、この店の「ラムレバーの油淋ソース」も絶品です。
食事会のメニューはこれらの各おすすめ三品から、冷菜やスープ、肉、魚、点心、しめの麺などを組み合わせて選んだものです。
なお食事会の申し込みは、以下のフォームでお願いします。もうすでに多くの方からの予約が入っていますが、まだもう少し余裕はあります。
第2回ディープチャイナ秘密の食事会
![](https://deep-china.tokyo/dc_wp/wp-content/uploads/2022/09/no165-q.jpg)
みなさまとお目にかかれるのを楽しみにしています。
(東京ディープチャイナ研究会)
店舗情報
香福味坊
![](https://deep-china.tokyo/dc_wp/wp-content/uploads/2022/06/z2.jpg)
千代田区神田佐久間町1-21
Chiyoda Terrace(千代田テラスビル)B1F
03-3527-1658
https://www.ajibo.jp/shopinfo.html