学生ライターの二ノ宮です!
10月8日(土)に行われた「ディープチャイナ第2回秘密の食事会」@香福味坊、秋葉原。なんと68人もの方々にご参加いただいた、大盛況の様子をお届けします!
まずは青島ビールで乾杯〜!
モダンでおしゃれな内装が素敵です。
今回の食事会、私の率直な感想は「羊はとっても美味しい。みんなで食べるともっと美味しい」です。
メインのラムの丸焼きを筆頭に、味坊グループ一押しの品々を堪能しました。
これが羊の丸焼きです!
マグロの解体ショーならぬ、羊の解体ショー。初めてみる羊の丸焼き、「え?こんなに大きいの?」とビジュアルに衝撃を受けました。
羊肉のパレードです。興味津々の参加者のために各テーブルに羊肉を台車に乗せて店内を回ってお披露目していました。
ラムを解体する見事な一瞬の無駄もない見事な手捌きに「すごい!」と感動するばかりでした。部位によって、ナイフの刃を入れる角度を変えたり、切り分ける大きさを調節したりなど細かな職人の技が見受けられました。
あんなに大きかったラムが、各テーブルに並ぶころには食べやすいサイズにまで切り分けられていました。箸でお上品にいただけます。
じっくりと時間を掛けて調理されているため、肉が柔らかく、臭みのないすっきりとした羊肉の味わいに驚きました。
これは会場にいたみなさんにお聞きした羊の丸焼きの感想です。
初体験の羊の丸焼き、こんなに豪快な食べ方をしたことなかった! 一生忘れない体験です(二ノ宮)
想像以上に羊肉が美味しくてびっくりした、一頭の羊をみんなで分け合って食べる新鮮な体験ができて嬉しかった(今回初めて食事会に参加した若い女性)
自分は中国出身だが、羊の丸焼きは食べたことがなかった。賑やかな雰囲気で美味しい羊肉を食べられて嬉しかった(留学生の陳星さん)
食べる前は羊肉の特有の匂いに苦手意識があった。しかし、今回食べた羊肉には臭みもエグみもなく、肉が柔らかくてびっくりした。今回の食事会を通して羊肉が好きになった(雑誌編集者の男性)
食事会では味坊集団の都内9店からそれぞれ選び抜かれた一押しメニューが提供されました。
こだわり抜かれた料理を見ていきましょう。
メニュー
- 板春雨冷東北味 ― 御徒町「老酒舗」
- 海鮮焼売 ― 代々木八幡「宝味八萬」
- ラム串焼き ― 神田「味坊」
- 国産二元豚と発酵白菜の煮込み ― 湯島「味坊鉄鍋荘」
- パクチーと青唐辛子冷菜 ― 御徒町「羊香味坊」
- 揚州獅子頭 ― 代々木上原「蒸籠味坊」
- 香辣魚 ― 三軒茶屋「香辣里」
- 汁なし坦々麺 ― 学芸大学「好香味坊」
私が今回の食事会で最も心を揺さぶられた梁さんの言葉です。
日本に来て初めて食べた中華料理がとても美味しかったことをよく覚えている。それと同時に、中国にはもっといろんな料理があることを日本の人に知って欲しいと思った。
今ではガチ中華という、日本の人たちが本場の味に興味を持って食べに来てくれることが嬉しい。
これからも美味しい料理を提供していくので、ぜひ味わって欲しい。そしてもっともっとガチ中華を盛り上げていってほしい。
味坊集団では、各店舗で異なる中国の地方料理を提供しています。梁さんの「中国の料理の多様性を楽しんでほしい。」という思いが込められています。そして一つ一つの料理には、食べる人が本格的な料理を美味しく、楽しく食べられるようにという工夫がこもっているのだと改めて実感しました。
今回の食事会では、みんなで羊の丸焼きを一緒に食べる非日常を体験できたとともに、まだ行ったことのない店舗の料理を味わい、「あ! 次はここ行ってみたいな!」、「味坊全店舗制覇したいな〜!」など「味坊でいろいろな地方の料理を食べる」きっかけ作りになったのではないでしょうか。
最後にオーナーの梁さん、海南省出身の友達とパシャリ
店舗情報
香福味坊
千代田区神田佐久間町1-21
Chiyoda Terrace(千代田テラスビル)B1F
03-3527-1658
Writer
記事を書いてくれた人
二ノ宮彩実
代表からのひとこと
人生初「羊の丸焼き」食いを体験し、興奮冷めやらぬといったレポートでしたね。
さて、今回も青島ビールの池光エンタープライズさんと白酒の日和商事さんにご協賛いただきました。ありがとうございました。
中国酒 日和商事株式会社
茅台酒 五粮液 白酒 紹興酒
ところで、味坊のオーナー、梁宝璋さんのふるさとの話をしたいと思います。
梁さんの出身地は黒龍江省チチハル(齐齐哈尔)です。その西側に内蒙古自治区のフルンボイル(呼伦贝尔)という町があります。ぼくはこれらの町を何度か訪ねたことがあります。実をいうと、コロナ前まで「地球の歩き方」の取材で長く中国東北地方を訪ね歩いていたからです。
その町の周辺には羊が群れをなす大草原が広がっています。フルンボイルの市場に行くと、このように羊が皮をむかれて丸ごと吊り下げられていて、これをそのまま丸焼きにしたり、解体して食べます。
巨大な羊の腿の丸焼きの「烤羊腿(カオヤントゥイ)」も街角で売られています。
梁さんのお店で供される料理は、このような世界から届いたものといっていいでしょう。
これがぼくのつくっている「地球の歩き方 中国東北編」です。
もしよかったら、図書館や書店で探してみてください。梁さんのお店の料理の素晴らしさをより深く理解することができるのではないかと思います。日本との歴史的なつながりも。
ちなみにこれらを撮影したのは、いつも中国の旅に同行してくれる写真家の佐藤憲一さんです。