「マツコの知らない世界」の「マジ中華」が食べられる13店、すべて教えます

5月10日(火)に放送された「マツコの知らない世界」(TBS)の「マジ中華の世界」、みなさんご覧になりましたか? 

「音楽よりもグルメにハマってしまったミュージシャン」こと、ホフディランの小宮山雄飛さんがナビゲーターとなって、面白楽しくディープチャイナの世界を伝えてくれました。

「マジ中華」という言い方は、小宮山さんのオリジナルで、その定義は以下のようなものです。

「日本人には一切こびない、中国人向けの本格中華料理」

もっとも、小宮山さんは「実を言えば、本格ではないところに楽しさがある。マジ中華の魅力は、非日常のワクワク感とスリルがたまらない!」と話していました。「ガチ」ではなく「マジ」という、ひとひねりしたオトボケっぷりがいいですね。

小宮山さんは「マジ中華」のスリルポイントを4つ挙げています。

「マジ中華」のスリルポイント


店員さんが全員中国人

店内に書いてある文字もほとんど中国語

知らない食材が多すぎて、何をどれくらい入れるのが正確かわからない

どんな味かわからない

確かに、これだけ聞くとハードルが高そうです。でも、小宮山さんは「店名もわからないし、言葉もわからないけど、緊張して店に入って、最後に美味しいものが出てきた、その落差が……」(絶句)と話していました。マツコさんに「緊張多すぎません?」などとつっこみを入れられながらも(笑)。

番組では、当研究会の「攻略!東京ディープチャイナ」(産学社)の本もちらっと紹介されていましたが、この本や当サイトですでに紹介していた、おなじみの店がいっぱい登場していました。同番組に出てきた13店のうち、10店はすでに当サイトで紹介済みでした。

出典:マツコの知らない世界
https://www.tbs.co.jp/matsuko-sekai/archive/202205101/

そこで、番組で紹介されたお店と料理について、もう少し深堀りしつつ、解説したいと思います。気に入ったお店があったら、ぜひ訪ねてみてくださいね。

店は番組に登場した順に紹介します。当サイトで紹介済みの店は記事のリンクを貼っておき、未紹介の店は住所を書き出しておきます。

1)楊國福麻辣烫 渋谷センター街店/渋谷

番組の最初に登場した店です。

実をいうと、この店は5月5日(木)放送の読売テレビ「ミヤネ屋」の「ガチ中華」企画でも冒頭で登場し、中島彩レポーターが実食しています。最初に紹介する店が同じだなんて、テレビ局の人の発想は似ているなと思いました。

注目 ”ガチ中華”東京に続々登場! | 情報ライブ ミヤネ屋 2022/05/05(木)13:55のニュース | TVでた蔵 (datazoo.jp)

料理/マーラータン(麻辣烫)

マーラータン(麻辣烫)

マツコさんが「自分の知っているマーラータンとは違う」と話していましたが、それには理由があります。彼女が言っているのは、おそらくラーメン評論家の石神秀幸さんが2006年に渋谷や恵比寿にオープンさせた「七宝麻辣湯」https://maratan.com という麻辣湯チェーンの提供する「薬膳スープ春雨」のことだと思われます。

一方、小宮山さんが訪ねた楊國福は、中国で2008年に創業された飲食チェーンで、北米やオーストラリアにも展開している中国2大マーラータンチェーンのひとつです。中国国内に数千店あります。

面白いことに、このチェーンを創業したのは四川省出身の人ではなく、黒龍江省出身の人でした。いまでこそ、多くの中国人が激辛料理を食べる時代ですが、もともと四川以外の人は麻辣が苦手な人が多かったのです。そのため、本場四川に比べて辛さや痺れをマイルドにして食べやすい味つけを選べるようにし、具材をカスタマイズできるシステムを採用したことで全国展開に成功したといわれています。

2)翠雲(四川料理)/上野

上野の中央通りに面した中華料理店がたくさん入店している「C-Roadビル」の6階にあります。

住所台東区上野4-4-5
上野C-Roadビル6F

料理/水煮魚

水煮魚

トウガラシが器いっぱいに敷き詰められたようなビジュアルが圧巻です。白身魚の油煮といってもいい料理です。2000年代前半頃から中国で流行していた四川料理のひとつです。

料理/醤油炒飯

通称「炎の醤油チャーハン」と呼ばれているそうです。これを出す店は都内に何軒かあります。

ここで番組は、マジ中華の「オススメ三大聖地」を挙げています。

マジ中華の「オススメ三大聖地」


新宿エリア/レトロチャイナから近未来まで

池袋エリア/中国の屋台街を味わえる

小岩・新小岩エリア/ディープな裏路地がスリル満点

まず新宿エリアのお店から。

次は池袋エリア。

8)食府書苑(中華フードコート)/西池袋

友誼食府と同じビルの2階にあるフードコートで、西安、雲南、湖南料理などが食べられます。通好みのフードコートといっていいでしょう。

料理/油溌ビャンビャン麺(西安風汁なし油かけ麺)

油溌ビャンビャン麺(西安風汁なし油かけ麺)

9)食彩雲南 (雲南料理)/西池袋(食府書苑内)

池袋の第2中華フードコート「食府書苑」内に出店。本格雲南汽鍋鶏や米線が食べられます。

料理/薬膳汽鍋鶏(雲南風蒸気鶏鍋スープ)

薬膳汽鍋鶏(雲南風蒸気鶏鍋スープ)

これはスタジオでマツコさんが食べていたものです。「見た目は油っこそうだけど、サッパリ」と話していました。番組ではこの料理を出す店をきちんと伝えていませんでしたが、食府書苑内にあるこの店は、いま評判の「蒸気石鍋魚」を提供している上野の「食彩雲南 湯島店」が出店しています。

同店の汽鍋鶏の紹介記事はこちらです。

次は小宮山さんが「何の店かあまりにわからなくて、これまで入れなかった」という店です。

10)猛男・阿椒 鶏公煲&黄燜鸡/西池袋

池袋西口のディープチャイナのるつぼのようなエリアにあるデリバリー専門店で、鶏公煲や黄燜鸡といった鶏肉煮込み系まぜご飯(中国式ビビンバとも)や、春餅という中華風クレープ肉野菜巻きなどのメニューが揃っています。中国の若者の好みに合わせた「国潮」デザインのイラストで埋め尽くされた内装です。

「国潮」デザインのイラストで埋め尽くされた内装
住所豊島区西池袋1-35-2
明徳ビルB1F
H.P.https://restaurant-1113378.business.site/

料理/猛男坛肉剁椒拌饭

(この店のサイトでは「ルーローパブリカビビンバ」だそう)

猛男坛肉剁椒拌饭

11)破店/西池袋

猛男・阿椒 鶏公煲&黄燜鸡の店長が紹介した店ですが、実は同じオーナーの店です。甘くて痺れる海鮮鍋が売りで、内装がユニークです。

料理/甜麻肥蛤(ピリ甘アサリ鍋)

麻肥蛤(ピリ甘アサリ鍋)

たくさんのスパイスや根菜類とともに大量の貝類が盛り付けられた深皿を直接火にかけていただく豪快な一品。

そして、小岩・新小岩エリア。

13)鉢鉢鶏 楽串/新小岩

2021年7月に新小岩にオープンした鉢鉢鶏(ボーボージー)の専門店。池袋(豊島区南池袋2-26-9 ニュープライムビル B1F)をはじめ、都内に鉢鉢鶏の店は増えています。

住所葛飾区西新小岩1-2-6

新小岩に四川名物「鉢鉢鶏」専門店、27歳中国人オーナーが描く夢 (timeout.jp)

料理/鉢鉢鶏(麻辣つけダレ冷やし串料理)

鉢鉢鶏(麻辣つけダレ冷やし串料理)

これで以上です。

■「マツコ」と「ミヤネ屋」が選んだテレビ映えする「ガチ中華」の共通点
https://deep-china.tokyo/trend/7893/

(東京ディープチャイナ研究会)

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