【2022年春版】多様化する「ガチ中華」の現在形10ジャンルとお店のまとめ

最近、テレビや雑誌で「ガチ中華」が取り上げられ、当研究会に問い合わせや取材依頼がくるようになりました。

「ガチ中華とは何か」「いまなぜ人気なのか」「いつ頃からなのか」「どういう料理がおすすめか」「どこに行けば食べられるのか」……。こういう質問が多いです。

本サイトの「よくある質問Q&A」にあるように、「ガチ中華」とは、ひとことでいえば、現代の中華料理のことです。特に中国では21世紀以降の経済成長にともない外食文化が発展し、調理や食材などさまざまな面で創意工夫が施されてモダン化し、多様化しました。その豊かな世界は、まだ多くの日本人、また海外に暮らす外国の人たちには十分知られていません。

東京ディープチャイナ「ガチ中華」よくある質問 (deep-china.tokyo)

先ごろ、ForbesJapanのオフィシャルコラムニストでもある代表の中村が以下の2本の記事を配信しました。

これらの記事は、いわば2022年春現在の「ガチ中華」の全体像とその広がりをまとめたもので、前編と後編に分かれています。都内に実在するさまざまなタイプの店を、独断で以下の10ジャンルに分けて、それに相応する店を挙げています。

それぞれのジャンルに関する解説はForbesJapanの記事を読んでいただくとして、紹介している店の大半は、すでに当研究会のメンバーが発掘し、SNS投稿や食レポ配信しているものなので、以下ジャンル別に本サイトで紹介している店名とそのリンクを挙げていきます。詳しくはリンク先をご覧ください。

まずForbesJapanの記事の前編の店から。

(1)新興ビジュアル系

撒椒小酒館

破店

(2)中国の人気外食チェーン

賢合庄

阿香米線

楊国福

海底撈

(3)ジャンク小吃&麻辣進化系

周黒鴨大夫人、蝦道

老四川名小吃 小郡肝串串香

寛窄巷子

(4)フードコート&ライト小吃系

友誼食府

食府書苑

沸騰小吃城

(5)中華風BBQ&カラオケバー系

卓尚記

灶門坎

ここからは後編の5ジャンルです。前編が中国由来の店であるのと違い、後編ではオーナーの出身地は広く中国語圏とそれ以外の国々にまでさまざまです。

(6)ローカル家庭料理系

尚氏私房菜

家の味

(7)台湾おしゃれ食堂系

三商巧福、東京豆花工房、家豆花、合作社、台湾キッチン「かのか」

GRAND CASTELLA 東京スカイツリータウン・ソラマチ店
新カステラ、KIKICHA TOKYO、CoCo都可、DOMO CAFÉ
王徳傳(ワンダーチュアン)、台湾席茶 蓮月庭
台湾地瓜球専門店 東京QQ球、連珍、騒豆花
サニーヒルズ(微熱山丘)、糖村 SUGAR&SPICE

鶯嵝荘Also

(8)老舗台湾&ディープ屋台料理系

台南担仔麺、香味、台湾料理 千、瑞鳳、喜来樂、台湾客家料理 新竹、皇品、麗郷

(9)南洋中華系

松記鶏飯

マヌエル四ッ谷

(10)海外現地化系

マハラニ

香港飯店0410

いかがでしたか。もちろん、もっといろいろあることでしょう。ひとまず、これら10ジャンルに、中国各地の地方料理を加えれば、2022年春現在の日本における「ガチ中華」の全体像がおおまかにつかめると思います。


注目はこれらの地方料理でしょうか。( )内は店名です。

●本格四川火鍋(譚鴨血老火鍋)

●モダン四川料理(蜀一蜀二)

●四川より辛い湖南料理(湘遇TOKYO)

●雲南料理(日興苑 食彩雲南 過橋米線)

●貴州料理(貴州火鍋)

●延辺朝鮮族料理店(千里香)

●新疆中華(新疆味道)

●西北料理(中国西北家庭料理 沙漠之月、秦唐記)

●羊料理(羊貴妃 羊湯館)

●広東点心(宝味八萬、香港飲茶)

●福建料理(日本沙県食坊、金満楼、聚香園、河童軒)

●東北海鮮蒸し餃子(鴻福餃子酒場)

こうしてみると、いまの東京とその近郊には、「ガチ中華」という中華料理のひとつのジャンルを超えた、バラエティ豊かな食のシーンが生まれていることがわかるのではないでしょうか。これらは現在進行形のものです。今後、どんな新しいジャンルが出てくるか楽しみですね。

(東京ディープチャイナ研究会)

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